皆さん突然ですが質問です。「家庭菜園」といえば一番初めに思い浮かぶ野菜は何ですか?また、ご自分が家庭菜園をされている方、始めようとしている方で、「これは外せない!」という野菜は何でしょうか?
私は「トマト」や「ミニトマト」が外せません。必ず毎年作ります。私と同じ考えの方沢山いらっしゃるのではないでしょうか。私の持っている2冊の家庭菜園の本は両方ともはじめに載っている野菜は「トマト(ミニトマト)」です。それだけ人気があってポピュラーな野菜なんですね。
そんな「トマト」ですが、家庭菜園で育てる為に知っておかなくてはいけないのが、「害虫対策」です。今回は害虫の中でも「ハダニ」についてお伝えいたします。
「ハダニ」が葉っぱにたかってしまって、「もう手遅れかも・・・」と思ったことがある方。この後に撃退方法と予防法を書きますので、是非最後まで読んでくださいね。
トマトにハダニが…手遅れなの?
ホームセンターでいろいろあるトマトの種類から、「これに決めた。」と選んで買った苗。定植して一生懸命育てている中で、気持ちをめげさせるのが「害虫」です。
「葉っぱの裏にちっちゃい虫がウジャウジャ・・・」「なんだ葉っぱに白い斑点が・・・」「なんかクモの巣みたいのついてる・・・」という経験ありませんか?それは「ハダニ」の仕業です。
「ハダニ」は繁殖力がすごくて、あっという増えちゃって、葉裏にもう見たくもないくらいついていたことありませんか?
「なんだか、葉っぱが元気ないし、手遅れなのかな・・・」って思っている方、まだ間に合うかもしれません!諦めたらそこで家庭菜園は終了ですよ。今すぐ出来るハダニ対策で、トマトを助けてあげましょう。
それでは、「手遅れかも」って思っているトマトにたかったハダニの対策方法をお伝えいたします。それは「たかってしまった葉を切除する!」です。
残念ながら、ハダニの被害にあった葉は元には戻りません。これ以上、被害が広がらないようにバッサリと切除してください。
葉を切除するのは、ハダニを駆除する以外にもメリットがあるんです。
①風通しがよくなり病気やその他の害虫の予防ができる。
②必要な葉に養分が行き渡る。
③必要な葉にしっかりと太陽光を当てられる。
です。
ハダニ駆除以外にもメリットがありますので、思い切って被害にあった葉を切除しましょう。
トマトのハダニを撃退しよう
先ほどはトマトの葉を切除することでハダニを駆除する方法をお伝えしました。その他にもハダニを撃退する方法があります。その撃退方法についてこれからお伝えいたします。
【撃退①】ガムテープやセロテープでくっつける
葉にたかっているハダニにセロテープやガムテープをくっつけて、捕まえちゃいましょう。ハダニはよく葉裏にいるので、葉裏を中心にペタペタとくっつけてください。
【撃退②】片栗粉スプレーで窒息させる
片栗粉と水で作った特製スプレーでハダニに吹きかけ、窒息させて撃退します。特製スプレーといっても作り方はとっても簡単です。
≪作り方≫
①水1リットルに大さじ一杯の片栗粉をいれる。
②火にかけて沸騰させる
③とろみがつくまで火にかける
④熱を冷まして容器に入れる
ポイントは沸騰させること。沸騰させないととろみがつきません。あとはハダニにスプレーしてください。そのあとはそのままでも大丈夫ですが、気になる方は水で洗い流してください。
【撃退③】殺虫剤でやっつける
確実にハダニを撃退するには殺虫剤を使用します。ハダニにおすすめの殺虫剤はこちらです。
≪アースガーテン トマトの虫・病気退治&予防≫
100%食品でできたトマトの虫と病気対策スプレーです。しっかりと虫と病気に効くオリジナルブレンドの酢を使用して作っています。
使い方は2,3日おきに約2週間散布します。そうしたら約1か月間効果が持続します。食べる直前まで使用できるので、安心して使えますよね。
ここでは撃退方法をお伝えしてきましたが、そもそもハダニを発生させなければ、撃退する必要は無いですよね。最後にハダニの予防方法を皆さんにお伝えいたします。
トマトのハダニを予防しよう
トマトにたかるハダニの予防方法はハダニの性質を利用します。ハダニは「高温・乾燥」を好みます。乾燥を好むハダニですから、「水」が苦手なんです。ハダニの苦手な「水」を使用した予防対策をお伝えいたします。
方法は簡単です。きりふきなどでトマトの葉に水をスプレーするだけです。ハダニが好む乾燥状態にならないように定期的に水を吹きかけてください。特にハダニがたかりやすい葉裏にしっかりとスプレーしましょう。
きりふきのほかには、シャワー散布も有効です。葉裏を中心に、下から上に強めのシャワーで洗い流してください。ハダニはとても小さいので、水で洗い流されてしまいますよ。
その他には、「木酢液」が有効です。木酢液はホームセンターで売っている茶色の液体です。ラベルに書いてある希釈率に薄めてきりふきで葉にスプレーしてください。
この「木酢液」はハダニ予防のほかにも、希釈率で使い方がいろいろあります。土壌改良だったり、植物の成長促進だったり、うちではキツネ除けに散布してます(笑)。
木酢液は匂いがありますので、おうちが密集している場合はご近所迷惑にならないように注意してまいてくださいね。
まとめ
皆さんいかがでしたでしょうか。
トマトにたかったハダニをみて「手遅れかも・・・」って思っていた方が、「撃退するぞ!」「予防するぞ!」って気持ちが変わったでしょうか?
家庭菜園のエース、「トマト」をよりおいしく、より楽しく、より輝かせるためにお手伝いが出来ていたら、本当に嬉しいです。
スーパーでも今では沢山の種類のトマトが売っていますよね。赤や黄色はもちろん緑や紫のトマトや、丸いトマトや楕円のトマト、薄皮トマトや食感がいいトマトなどなど、本当にいろいろなトマトが売っています。
ホームセンターでもいろんな種類の苗が売っていますよね。自分の好みのトマトが絶対にあるはずです。運命の出会いがきっとあるはずです。私も数年前にあるトマトに出会ってから、毎年そのトマトは作っています。うちのエースです。
皆さんにも運命のトマトとの出会いが訪れますように。
コメント