いちごの苗から生えてくるランナーとは、一体なにものなのでしょうか。
このランナーは伸びる時はあっという間に伸びてきて気づくと生えている、そんな存在です。
それでこのランナー、実は来年以降用の苗として利用が出来るのです。
ただのつるではないこのランナー、いろいろと紹介させていただきます。
またこのランナーは、切るのがいいという噂もあります。
切るのが正解か、はたまた残すのが正解なのでしょうか。そこのところを紹介させていただきます。
また、ランナーから子苗をとる方法というのはどういう方法でしょうか。いちごは連作に弱く生育不良になりやすいと言われていますので、
ランナーから子苗を取れればかなり良いと思います。
私はいちごをタネからと、苗から両方を育てた経験があり、今も育てています。
その経験からお話しできる事もあると思いますので、是非ぜひ、最後まで
読んでください。
いちごのランナーとは子株にもできる長く伸びてくる茎のこと
いちごのランナーとは、いちごの株から出てくる地面を這うようにして伸びてくる茎みたいなものです。
プランターに植えているなら、垂れ下がって下に下に伸びてきます。
そしてこのランナー、すでに何回か説明している通り、子株として地面に植えて定植させるとそこから花が咲いて実をつけてと、
論理上では無限に増殖が可能となります。
ランナーはものすごい早さで気が付くと伸びているので、ちょっとびっくりするかもしれません。
そして小さく葉っぱが生えていて、地面についていなくとも少し小さい根が出ている場合もあります。
この小さな葉ですが、小さくとも、うどん粉病にかかったります。
いちごのランナーは切るのが正解!付け根からハサミで切ろう
いちごのランナーですが、実は切るのが大正解なのです。
いちごのランナーは来年用の苗として使えるものですが、生育期のいちごの苗にとっては、言い方が悪いですが栄養を横取りする邪魔者です。
なので付け根からハサミで切ってしまうと、栄養を花や実に行かせることができます。
このメリハリってのはとっても大事で、どこに栄養を集中させるかは極めて重要です。
極端な話、美味しいイチゴを収穫したいけど、いっぱい子株も欲しいからと、
ランナーを伸ばし放題にしていると、美味しいいちごがならなくなってしまう可能性があります。
違う植物の話で恐縮ですが最近、育てていたミニにんじんを収穫してみたのですが、間引きが甘かったせいで、ほとんど全然そだっていませんでした。形も変でしたし…。
全ては多く収穫しようと、間引きを真剣にしていなかったせいなのです。
根が太らないので収穫時期もわからず、
「まーだ全然収穫時期じゃないなー」とか思っていたら、葉が突然枯れだしたので、どうしようもないと思って「除去」したら発覚!
間引きの甘さから、殆どにんじんは育ってくれていませんでした。
根が曲がったり短かったり…。ブッサイクなにんじんを量産してしまいました…orz
(それでも一本だけどうにかまともに育ってくれたので洗って食べてみました。
正直、香りはおっさんの頭髪のようなニオイがしましたが、味はフツーでした。良かった良かったww)
要は、割り切って収穫前のランナーは出て来てはカットし、
出て来てはカットしとやっていきましょう。
割り切りは大事です!
いちごのランナーは子苗として株を増やすことが出来る!!
いちごのランナーを子苗として使いたい場合ですが、
気を付けるべきポイントとしては6月以降にすることと、
ランナーの一番最初の苗は使ってはダメなことです。
理由は一番目の株は、親株の病気を受け継いでしまっている可能性があるからです。
二番目の孫株、三番目のひまご株なら大丈夫で、四番目の玄孫株はまたNGとなります。
この二番目と三番目の株は、ポリポットに培養土を入れて、
二番目の孫株の下に持ってきて、U字ピンで固定します。
根が張ったことを確認したら、切り離して大丈夫です。
普通に土に固定していれば根は張ってくれると思いますが、
もし根付きが悪い場合は、HBフローラ101を水で薄めてかけると
ものすごく定着してくれると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
いちごのランナーとは、イチゴ苗の株から伸びてくる茎(ツル)の事で、
恐ろしく生長が早いです。気が付くとなんか伸びてる!って感じです(笑)
このランナーを地面に植えると、無限にイチゴがふやせると言う利点があります。もしも栽培スペースに余裕があるなら試してみてもイイかもしれませんね。
またランナーは切るのが正解です。こと生育期においては、伸びるのも早く、放っておくと何本も伸びまくります。このランナーの本島の出番は、いちごを収穫した後の6月頃くらいになります。
収穫が終わるまではちぎっては投げ、ちぎっては投げではないですがサッサとランナーは根元から切ってしまうのがいいです。
またランナーを子苗として植え付ける時に気をつけるべきなのは、一番最初の子苗は使わない、ということです。
何故なら一番目の子苗は親の病気を受け継いでしまっている可能性があるからです。
そのため、二番目の孫株と三番目のひ孫株を使うといいです。
四番目の玄孫株は使いません。
大事に2番目と三番目を育てていきましょう。
ピンで固定し、無事に根付いたらランナーを切り離す方法でOKでしょう。
是非、試してみてくださいね。
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