家庭菜園をはじめる方の多くが、ミニトマトを育てたいと思うのではないでしょうか。
ミニトマトは場所をとらずに栽培できるので、まだ場所や道具などを揃えていない初めての方にもぴったりだと思います。
完熟したミニトマトを収穫してそのまま食べるのを想像しただけでわくわくしますよね。お店で買うミニトマトとはまた違ったおいしさに出逢えると思います。
春先にホームセンターの園芸コーナーに行くと、たくさんの種類の野菜や花の苗が販売され、ミニトマトだけでも、たくさんの種類の苗が売られています。
そこで、実際にミニトマト苗を買いに行く前に、まずホームセンターでのどのような種類のミニトマト苗があるのか、またその販売時期や価格などをお話していきたいと思います。
ミニトマト苗、種類はどんなものが売られている?
ホームセンターでは、たくさんの種類のミニトマト苗が並んでいます。
ミニトマトの種類はたくさんあり、多くの種苗会社では、今も独自の品種を研究・改良し、新しい品種が生まれています。
そのため、こんにちのミニトマトの種類には、甘みの強い品種だったり、食感の素晴らしい品種、病気に強い品種など、さまざまな特徴があるミニトマトが販売されています。
そして、素晴らしいことに、家庭菜園用に育てやすい品種もたくさんあります。
ホームセンターでみられる家庭菜園に適したミニトマト苗の種類を紹介していきます。
カゴメオリジナル品種
カゴメは、7500種類の遺伝資源を持ち、新しい品種を日々研究しています。
店舗にもよりますが、島忠ホームズやビバホーム、コメリ、カインズホームなど多くのホームセンターで取り扱われています。
・こあまちゃん
一番人気で、酸味と甘さのバランスがよく、栽培しやすいことから初心者におすすめの品種。
・こあまちゃん オレンジ
色鮮やかなオレンジ色が特徴の、甘みの強い品種。
・ぷるるん
ミニトマトの皮が薄く、甘みが強いのが特徴。生育がやや遅めで温度管理が少し大変であるため、中級者向きの品種。
・あまたん
糖度の高い、背丈の低い品種。日当たりがよければベランダなど小さなスペースでも栽培可能。
・かおりん
フルーティーな味わいが特徴の品種。
サントリーフラワーズ サントリー本気野菜
日本の気候や土壌で栽培を繰り返し、日本人好みの味にこだわった、豊かでおいしい野菜を家庭菜園でつくるためにつくられた野菜苗です。
店舗にもよりますが、ビバホームやカインズ、ジョイフル本田、ケーヨーデイツーなどで取り扱われています。
・純あま
ぶどうのような食感のデザート感覚で食べられるのが特徴の品種。
・シュガーミニ
コクのある甘みが特徴の品種。
・純あまオレンジ
オレンジ色でフルーティーな味わいが特徴、収穫量に優れている品種。
・ハニーイエロー
ジューシーな味わいで、食感も抜群の品種。
タネのタキイ もっとうま旨接木苗 野菜シリーズ
1835年創業、種苗業で長い歴史のあるタキイから、家庭菜園向きに優れた品種の中からつくらた野菜苗のシリーズです。
店舗にもよりますが、コメリやコーナンなどで取り扱われています。
・味わいミニトマト
実つきがよく、糖度が高いのが特徴の品種。
・フルーツミニトマト
フルーツのような甘さが特徴の品種。
・ガンバ
疫病に強く、ジューシーで甘いのが特徴の品種。
ミニトマト苗の販売時期はいつ頃から?
ホームセンターでどのような種類のミニトマト苗が販売されているか、ご紹介しました。
そして次は、いつホームセンターでミニトマト苗が販売されているか気になりますよね。
ミニトマト苗の販売時期は、春先の3月下旬から5月にかけてが一般的です。
店舗によっては、秋収穫用のミニトマト苗が、7月8月ごろまで販売されています。
ミニトマト苗の販売時期を知ったいま、初めてミニトマト苗を買う方にとってはいつ頃のミニトマト苗を買うべきか少し悩みますよね。
まず、ミニトマト苗を植えかえる時期として、寒さが薄れ、地面が温かくなる5月ごろが一般的になります。
そうなると、ミニトマトの苗を買うのは、4月の終わりから5月初めにするのがいいでしょう。
3月では、まだ寒くたとえ室内の温かい場所で育っても、外気温が温かくなるまでは定植できないので、初めてミニトマト栽培をする方にとっては大変だと思います。
また、5月中旬になると、商品が売り切れたりと、品数が少なくなってくるようです。
もし育てたいと考えているミニトマトの品種があるなら、売り切れる前に手に入れたいですよね。
ミニトマト苗、ホームセンターでの価格はいくら位?
ミニトマト苗の種類と、その販売時期をご紹介してきましたが、ほかに気になるのはその価格ではないでしょうか。
これからミニトマト栽培を始める予定の方にとっては、すこしでも大まかな予算が知りたいですよね。
ホームセンターで販売されているミニトマト苗の価格は、安くておよそ100円、高いもので400円以上と、幅広い値段で売られています。
安いものと高いものでどんな違いがあるのか、気になりますよね。
その違いの大きな点は、育成のちがいにあります。
実生苗と呼ばれる、タネから育てた苗は、安く販売されています。
接ぎ木苗と呼ばれる、台木と呼ばれる別の苗の根元に、穂木と呼ばれる違う苗を繋ぎ合わせた苗は、実生苗よりも2倍ほど高い値段設定になっています。
タネのタキイのもっとうま旨シリーズでは、接木苗と記されて販売されています。
接ぎ木苗は、病原虫やストレスに強く、成長がはやいと言われ、管理が自生苗よりも簡単なため、初めてミニトマトをする方にとってはとくに、接ぎ木苗をおすすめします。
少し値段は高くなりますが、お店でミニトマト100gが約200円として、家庭菜園でのミニトマトの収穫が、収穫目安の1果房あたり10個前後だと考えたらお得だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
これからミニトマト栽培をはじめる方へ、その準備のために訪れやすいホームセンターでの、ミニトマト苗についての情報をご紹介してきました。
ホームセンターの4月5月の春ごろは、販売時期であるため、たくさんの種類のミニトマト苗を見つけることができると思います。
ミニトマト苗の価格は、幅広いですが、育てやすさとおいしいミニトマトの収穫を考えて、品質のいいミニトマト苗を選んでみてはいかがでしょうか。
どんな分野でもそうですが、新しいことを始めるときが、大きなステップですよね。なにからどうすればいいのかと悩む方も多いと思います。
はじめのステップとして、ホームセンターで手に入るミニトマト苗の種類や販売時期、価格を知り、どんなミニトマト苗を育てたいか計画を立ててみてはいかがでしょうか。
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