家庭菜園で育てているミニトマト、これから沢山の実をつけるのが楽しみですね。
そんなミニトマトにアブラムシが発生したらイヤですね。
アブラムシは大量に発生すると、ミニトマトを弱らせるだけでなく、モザイク病などの病気を移したり排泄物によってすす病に罹らせ、ヒドイと枯れさせてしまうこともあります。
ミニトマトがすくすく育つ季節は、アブラムシなどの害虫が発生する季節でもあります。
ここでは、ミニトマトのアブラムシ対策のおすすめと、防除(予防)するための方法をお伝えします。
ミニトマトのアブラムシ対策は?
ミニトマトのアブラムシ対策としては、まず、風通しと日照をチェックしてください。
アブラムシは、風通しの悪い株に発生しやすいので、株元の雑草は抜いて、傷んだり枯れたりしている葉は、取り除いてあげましょう。
また、鉢やプランターで育てている場合は、風通しと日照のより良いところへ移してあげることも、ミニトマトのアブラムシ対策として、効果的です。
(風通しを良くすることは、アブラムシだけでなく、他の病害虫を防ぐためにも、大切な対策です。)
また、肥料の与え過ぎもミニトマトにアブラムシを発生させる原因になります。
肥料は、説明書をよく読んで、適量を適した時期に与えるようにしましょう。
ミニトマトの様子をこまめに観察して、アブラムシを見つけたら、すぐに対策を取る必要があります。
数が少なければ、ブラシやテープなどで取り除けます。
ただし、ブラシやテープを使うときは、強くこすったり、粘着力の強いテープでは、新芽や葉を傷めることがあるので、気をつけてください。
アブラムシが多く発生していたら、対策としては、やはり農薬が効果的です。
農薬を選ぶときは、必ずその農薬の対象植物と、対象の害虫をよく見て、ミニトマトのアブラムシが対象に書かれているものを選んでください。
ミニトマトのアブラムシに効く農薬とは?
ミニトマトのアブラムシに効くと評判の高い農薬に、[チェス顆粒水和剤]があります。
*チェス顆粒水和剤
・アブラムシ、コナジラミに高い効果がある
・収穫前日まで使える
・使用回数は3回まで
・5,000倍希釈で使用
・顆粒なので、扱いやすく、水に溶けやすい
・アブラムシに汁を吸わせずに、餓死させる
・蜂や天敵への害は少ないので、安心して使える
作物の隅々まで広く行きわたり、虫を確実に防除できる
使い方は、霧吹き(スプレーボトル)に薄めて、アブラムシのいるところへ直接スプレーします。
ホームセンターでは、農薬散布用の噴霧器も手に入りますが、家庭で手軽に使いたければ、霧吹き(スプレーボトル)で十分でしょう。
5,000倍に希釈して使うので、(農薬は、必ず希釈の倍率と回数を守ってください。)スプレーボトルの容量を知っておくことと、計量スプーンが必要です。
スプレーするときは、手袋やマスクなどを使い、農薬が直接肌に触れたり、吸い込んだりすることのないように注意してください。
ポイントは、アブラムシの潜んでいるところへ重点的にスプレーすることです。
アブラムシが発生しやすいのは、葉の裏、葉の付け根、新芽の部分です。
まず、そういったアブラムシが発生しやすい場所からスプレーしましょう。
ミニトマトのアブラムシ防除(予防)方法とは?
ミニトマトにアブラムシがつかないように防除(予防)することも、大切です。
防除(予防)方法としては
①乾燥させない
アブラムシは、乾燥を好みます。水を撒くときは、葉の裏にも時々水をかけてあげると、アブラムシがつきにくくなります。
②アルミホイルを敷く
アブラムシはキラキラ光るものを嫌うので、下から葉の裏へ光を反射させるとつきにくくなります。
アルミホイルや、100円ショップの流し台シートを、土の上に敷いて、風邪で飛ばないように固定しておくと良いでしょう。
③木酢液を水で薄めて散布する
木酢液を水で薄めて、直接アブラムシにスプレーします。
500倍〜1,000倍に薄めた液を、週2回散布するのが、オススメです。
木酢液は、アブラムシ虫だけでなく、他の害虫も寄り付かせなくする他、土壌改良剤にもなるので、ミニトマト全体にかけておくと良いでしょう。
ちなみに木酢液はその蒸留方法が多岐にわたっていて、中にはタールなどの有害物質を残したものも存在します。
杣人の木酢液ならその有害物質の残留性はない事が証明されておりました。
安心安全な木酢液なら、杣人がお薦めです!
④ストチューを散布する
酢と焼酎で作る自然農薬の「ストチュー」もオススメです。
作り方(ペットボトル500ml分)
・酢:150ml(穀物、果実などだけでできた食用もの)
・焼酎:150ml(ホワイトリカーでもOK)
・木酢液:150ml(タールが含まれていないもの。竹酢液でもOK)
・タバスコ(3~4滴)
・にんにく(ひとかけをすりおろした汁を入れる)
以上をペットボトルに入れ、軽く振って混ぜて蓋をしっかり締めておきます。
使うときは、水で100倍〜300倍に薄めたものを、アブラムシに直接スプレーします。
まとめ
ミニトマトのアブラムシは、その旺盛な繁殖力で、ほうっておくと大量に発生してしまいます。
せっかく、すくすくと育っているミニトマトを、アブラムシの害で弱ったり、枯らせたりすることのないように、ミニトマトのアブラムシの、駆除と防除(予防)の両方の対策をお伝えしました。
ミニトマトの赤い実を、たくさん収穫することを楽しみに、
ぜひこの記事を参考にして、ミニトマトをアブラムシの害から守ってあげてください。
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