家庭菜園で作ってみたい野菜はいろいろありますよね。
中でも、やっぱり栄養素が高く、使用頻度の高いものを作ってみたい。
そんな方にはニンジンがおすすめです。
ニンジンに含まれるカロテンという栄養成分は、体内に入ることでビタミンAに変わる栄養素です。
美肌効果や抗酸化作用もある、いいことずくめの野菜ですね♪
そんなニンジンにも、つきやすい害虫はいます。
それは、アブラムシです。
アブラムシがニンジンにつくと、葉や身の汁を吸ってしまいます。
汁を吸われたニンジンは枯れてしまいますので、早めの対処が必要です。
大切に育てているニンジンがアブラムシに食べられてしまう前に、ニンジンのアブラムシ対策について見ていきましょう。
ニンジンのアブラムシ駆除の方法は?
アブラムシを駆除する方法はいくつかあります。
手で根気よく排除する、粘着テープで取る、はたまた勢いよく水をかけて流すなど…。
ですがアブラムシの繁殖力はとても強いので、少しでも取りこぼしてしまうとあっという間に増えて、いつの間にか元通り!なんていうことも。
一生懸命駆除をしたのに、そんなことになったらがっかりしてしまいますよね。
できれば手軽に、そしてしっかりと効果のあるアブラムシの駆除方法を選びたい…!
そこでおすすめするのが、農薬でのアブラムシの駆除です。
農薬、と聞くと怖いイメージ、危険なイメージがあるかと思います。
ですが、農薬もきちんと用法・要領を守って使用すれば、過剰に怖がる必要はありません!
市販されている農薬は、何回もの試験を受け認可の降りたものが販売されています。
しっかりと公的な機関で調べられているのですから、その安全性は確立されている、ということですよね。
自己判断で効きそうだから、と勝手に濃度を高めて使用したり、指定された用量より多く噴霧する、などの誤った使い方をしないことが前提にはなりますが、農薬は安全性の証明されている手軽な良い手段であると言えるのではないでしょうか。
ニンジンのアブラムシに効く農薬とは
アブラムシに効く殺虫剤はたくさん販売されています。
その中でもおすすめの商品をご紹介します。
初めに住友化学園芸「アーリーセーフ」をご紹介します。
こちらは天然のヤシ油由来の有効成分が配合されており、野菜類やハーブなどの食用の作物に使用することができます。
臭いも少なく、収穫の前日まで使用できます。
この商品はご自分で希釈をした後に噴霧をして使用しますので、専用の噴霧器が必要になります。用意する手間はありますが、300~600倍に希釈して使用しますのでコストパフォーマンスは良さそうです♪
次にご紹介するのは、同じく住友化学園芸の「ベニカマイルドスプレー」です。
こちらは有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能な食品成分から作られています。
こちらの商品もイヤな臭いもなく、また収穫の前日まで使うことができます。
一番の特長はスプレー型、しかも2種類のスプレー型であること!
これなら噴霧器を別途購入することもなくこちらの商品のみで使用できますね。
またスプレーも二種類、ワイドと集中噴霧の切り替えができるので、広範囲に使いたい時はワイド、アブラムシがたくさん発生してしまった箇所は集中噴霧で押し流すように散布できるなど、使い分けができるのがとても便利です。
どちらの商品も園芸店やホームセンター、またネットショップなどでの購入が可能なので、ご自身の菜園の規模やスタイルに合わせて選ぶといいでしょう。
ニンジンのアブラムシ対策(予防)は?
ニンジンについてしまった厄介なアブラムシを駆除する方法をいくつかご紹介しましたが、こちらではあらかじめアブラムシがつかないような、効果的な予防法についてお伝えしていきます。
駆除する農薬ではなく、予防する農薬を使う、という方法です。
アブラムシに効果のある農薬はいくつかあるのですが、今回は三井化学アグロ株式会社の「アルバリン顆粒水溶剤」をご紹介します。
こちらの商品はニンジンにも使用することが可能です。
簡単に使い方を説明すると、は種時(種まきのタイミング)に土壌に混ぜ込みます。
するとニンジンの中に浸透し、成長した際に葉や茎を食べたアブラムシなどの食害をする害虫が駆除される、という仕組みです。
そう聞くと、少し怖い、というイメージがありますよね。
ですがこちらの成分は、私たちヒト(哺乳類)への安全性、また魚や鳥など、野生の生き物たちへの安全性も確認されているんです。
成分も環境中ですぐに分解のされるものになっています。
アブラムシなどの害虫だけに効果を期待できる理想的な商品です。
先ほどもお伝えしましたが、使用できる時期には制限があります。
使用する際は付属の説明書などをよくご覧になってからご使用くださいね。
まとめ
いかがでしたか?
いろいろなレシピに大活躍のニンジン。
収穫まで時間もかかるので、出来ればたくさんいい状態で収穫したいですよね。
アブラムシはとても厄介な生き物です。
メスが卵を産んでから10日前後で成虫と同じサイズに成長してしまうので、すぐに効果の認められない手段で対抗をするには手間も根気も必要です。
アブラムシを農薬を使って駆除するという手段は、少し抵抗のある方もいるかもしれませんが、とても効果のある方法です。
何よりきちんと試験を受けて認可されたものが販売されているのですから、安全性は保障されています。
アブラムシが来ないよう対策をしつつ、来てしまったらしっかりと農薬を使って駆除をする。
ニンジンを守りながらしっかりと育てて、楽しく収穫しておいしくいただきましょう♪
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