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チューリップの球根を秋に植え付けるのを忘れてしまったという経験、ありませんか?でも、来年の春もきれいで鮮やかに咲くチューリップが見たいですよね?
そこで、
・チューリップの球根は、いつまで植えられる?
・水耕栽培と土耕栽培どちらにすべき?
・チューリップの球根は皮をむく方がいい?
など、これらの疑問に答えつつ、植える時期が遅れても、時期に間に合い開花できる方法を、一緒に探していきましょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
チューリップの球根はいつまで植えられる?
チューリップを秋植えするのを忘れてしまったとき、いつまで植えられるのか、気になるところですよね。また、気づいたら芽が出ていたなんて場合は、大丈夫なのでしょうか?
結論から言いますと、秋植えの時期を過ぎても、芽が出てしまっても、問題はありません。球根には、花を咲かせる力が蓄えられているので、開花自体には影響しないようです。
ただし、開花の時期が遅くなってしまいます。そのため、気づいたらなるべく早目に植え付けるようにしましょう。
ここで、ポイントが2点あります。
1つ目は、2ヶ月ほどの寒い時期を経験させることです。土耕栽培は寒い屋外に植える、水耕栽培でも球根は冷暗所で保管する期間を設けます。チューリップは寒い時期を経験させることで、花芽ができます。
2つ目は、「水切れ」に注意することです。遅く植え付けることで、根がしっかりと根付かない内に開花し、水切れが起きてしまいます。すると、水分吸収が間に合わなくなり、花首が垂れる形になる可能性があるでしょう。
そのため、花が育ったら、水やりは毎日かかさず行いましょう。根腐れする心配がありますが、チューリップは水栽培もできるので、大丈夫ですよ。
水耕栽培と土耕栽培はどちらにすべき?
「植え付ける時期を過ぎたが、なるべく早く開花させたい」そんなときに考えて欲しいのが、水耕栽培です。なぜなら、土より水の中の方が、抵抗が少なく、根がのびのびと育ち、早く成長するからです。ぜひ、水耕栽培を選んで、春の開花に間に合わせてみてはいかがでしょうか?
それでは、水耕栽培の具体的な栽培方法についてご紹介します。
まず、球根を冷蔵庫等の冷暗所で、2ヶ月ほど保管します。先項で述べたように、春咲きの球根は、冬のような期間がないと開花しません。
2ヶ月後、外側の茶色い皮を手でむいてあげ、容器に入れます。根が水に浸かるように、容器にたっぷり水を入れます。容器は、気温15度程度の寒くて暗い場所に置きます。容器の水はこまめに入れ換えます。
根が伸びてきたら、水を調節します。1/2〜2/3くらい根の先が浸かるくらいです。全部浸しては、根も呼吸しているため、枯れてしまうので注意が必要です。
1ヶ月したら暖かい光のある場所に移動させます。直射日光より、やわらかな日向がよいでしょう。また、液体肥料を入れるとよいです。球根から芽が出始めます。
その後、2〜4週間後にきれいなチューリップが開花しますよ。
チューリップの球根は皮をむく方がいい?
チューリップの球根に、「皮をむく」という一手間加える事で、より効率よく育てることができます。その理由を、3つのポイントでお伝えします。
1つ目、皮をむくことで、さらに成長の速度も早まります。特に水耕栽培では、皮をむいた方が成長するスピードが早い上に、開花する確率も上がりますよ。
2つ目、皮をむくと根っこが張りやすくなります。なぜなら、皮をむかないと、皮と球根の間で、根の成長が止まってしまうからです。皮をむくことで、しっかりと根を張り、力強くきれいに花を咲かせることができます。
3つ目、皮をむいた方が清潔感を保てます。皮をむくと傷やカビを発見する事が出来ます。また皮は、水に触れると柔らかくなり、蒸れてカビの原因にもなってしまいます。
そもそも、チューリップの球根の皮は、包装紙のようなものなので、無くても心配いりません。ですが、むくときは無理せず、傷つけないように丁寧にむきましょう。おしりの根の部分だけでもOKです。
まとめ
チューリップを秋植えするのを忘れてしまっても大丈夫なのか、心配されていた方、ご参考になりましたでしょうか?
チューリップの球根は、植え付けが遅くなれば、開花時期が遅れるだけで、いつまでに植えなければいけないという決まりがないことが分かりました。
また、より早く育ちやすくなるポイントとして、「土耕栽培より水耕栽培すること」「球根の皮をむくこと」が上げられました。ぜひ、試してみましょう。
春の季節を鮮やかに彩るチューリップ。これらの方法を効率よく使い、春に元気なチューリップ会えるよう、大切に育てていきましょう。
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