バジルの水耕栽培で摘心をやるときのコツはどうしたらいいでしょうか。
そもそも摘心とは苗の一部を切ることなのですが、切ったらやり直しがききません。
しかし、摘心をすることで収穫量が増えるという不思議なことが起こるのです。
ここでは家庭菜園のバジルを摘心することによって収穫し続けられるコツを紹介いたします。
私はバジル水耕栽培キットでバジルを育てた経験があり、今も育てています。
その経験からお話しできる事もあると思いますので、是非ぜひ、最後まで
読んでください。
バジルの水耕栽培、摘心をしてみよう!摘心するワケとは?
バジルを水耕栽培で育てていて、摘心する理由とは主となる茎を敢えて切り落とすことで、「脇芽」が発生します。
その脇芽が育つことによって、バジルの葉っぱの収穫量が増えるのです。
バジルに限ったことではないのですが、植物というのは根っこから離れるにしたがって、栄養を届けるのがしんどくなってきます。
ムダに草丈を伸ばすと、栄養を届けるだけで株が疲弊します。
ですのでそれを防ぐために、タテではなく横に伸ばすという考え方です。
同じ伸びるでも、栄養を届ける距離が短いので、バジルもムダに疲弊せずに済みます。
そして脇芽にも栄養が届き、新しい葉を出すことが出来るのです。
切ってしまうのは可哀想にも思えますが、実はそれがバジルのためでもあるとは意外ですよね。
バジルの摘心、水耕栽培でのやり方は15cm位の時に、切るのは躊躇なく!
バジルの摘心、水耕栽培でのやり方は土の栽培と一緒なのですが
草丈が15センチくらいになったときに、主茎を切り落とします。
主茎は一番背の高い茎を指します。それを躊躇なくスパっと行きましょう。ためらっていてはダメです。
切れ味の良い道具を使って、ためらいなく、がとても大事です。
ここでは草丈を抑制する目的もあるので主茎イコール一番高くなっている茎をカットしましょう。
それとバジルは花が咲きますが、花が咲くと葉っぱが硬くなってしまうといったデメリットが存在します。
バジルは葉っぱを取るために栽培をしているので、可哀想なのですが葉っぱを硬化させてしまう花は不要な存在です。
従ってつぼみが出来たら刈り取ってしまうといいです。
それとバジルを摘心したあとは、また頑張って葉っぱを出してもらうために、液肥をあげるのも大事です。
家庭菜園のバジル、摘心した枝は水に差すと挿し木になる!
家庭菜園で育てているバジル、摘心した枝にもひとつ役に立ってもらいましょう。
摘心した枝は、1輪挿しの要領で水に差しておくと、茎から発根して、またその枝単位で成長してくれます。
すさまじい生命力ですね。
これを挿し木と呼ぶのですが、上手く育てるにはちょっとしたコツがあります。
まず摘心した枝は、切ったあとすぐに水に付けましょう。
そしてその水につけたまま、茎をすぱっと斜め切りにします。
この作業のメリットは2つあります。
ひとつは斜め切りにすることで水を吸う面積が増えて、発根がしやすくなります。
もうひとつは水のなかで切ることで、切断面から空気が入るのが防げます。
空気が入ってしまうと当然、水の吸い上げも悪くなるからです。
そして斜め切りした元主茎を水に差します。そしたら上手く発根してくれて、
茎も生長してくれるでしょう。
水は出来れば毎日取り換える事が出来たらとてもいいです。
また挿し木の置き場所は、日当たりのいい場所がいいでしょう。
元の株のバジルも摘心によって収穫が増え、挿し木でも増えるので長い間、フレッシュなバジルが楽しめます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
バジルを水耕栽培で育てていて、摘心する理由とは主茎を敢えて切り落とすことで、脇芽の発生を促せます。
その脇芽が育つので、収穫量が増える、ということがわかりました。
バジルに限らず、植物は根元から離れるに従い、栄養を届けるのがしんどくなります。ですからタテに背丈を伸ばすのではなく、横に伸ばすという考え方です。
バジルの摘心時期は、草丈が15センチくらいになった時に、主茎を摘心して脇芽を出させるのです。切るときには躊躇なくスパっと切りましょう。
それと、バジルは花が咲きますが、花が咲くと葉っぱが硬くなるというデメリットがあります。可哀想ですが、つぼみがついたら、花が咲く前に切ってしまいましょう。
摘心した家庭菜園のバジルは、水に差すと挿し木として増やすことが出来ます。1輪挿しの要領で水に差しておくと、その摘心したバジルの茎から根っこが出て、元主茎はまたその枝単位で生長していくので収穫量がふえることとなります。
挿し木の水は、出来れば毎日替えて新鮮な水をキープするといいです。
また、水の中で茎を斜め切りすると水を吸い上げる面積が増えるので良いです。
バジルは敢えて切る事で収穫量を増やすことが出来るのです。
いっぱい葉を収穫したい場合は試してみてくださいね。
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