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スーパーなどであまり販売されていない野菜を手に入れたい場合には通販などで購入する方法もありますが、家庭菜園で自分で栽培してみるのも楽しいものです。
そのような少し珍しい野菜の一つにアーティーチョークがあり、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
アーティーチョークを家庭菜園で育てる際の育て方について解説していきます。
アーティーチョークを育てる上で気をつけなければならない害虫のコナジラミについて、おすすめの農薬や、農薬を使わない対策方法についても解説していきます。
アーティーチョークの育て方とは
アーティーチョークの育て方について解説していきます。
アーティーチョークは、地中海沿岸が原産となる花で、和名はチョウセンアザミと呼びます。
生長に1年以上かかる多年草で、食することができるのはつぼみの部分ですが、まつぼっくりのような形をしています。
育て方としては、家庭菜園のほかにプランターでも育てることができ、種をまいて育てる方法、苗を購入する方法、株分けする方法などがあります。
種まきの時期は、春と秋ですが、3月から5月に種をまく春まきの方が育てやすいのでおすすめです。
アーティーチョークは、とても大きく生長するので、畑に植える場合もプランターを用いる場合も十分な株間が確保できるようにし、
日当たりや水はけに注意しましょう。
コナジラミは、白い羽をもつとても小さな害虫で、黄色い色をしています。
大きさは1mmから3mmほどで、カメムシの仲間です。
アブラムシと同じような吸汁性の害虫で、被害にあうと葉は変色し、被害が大きい場合には、生長がとまり枯れてしまうこともあります。
コナジラミの被害としては、吸汁のほかに、様々な病原体を媒介などがあります。
コナジラミは、比較的乾燥しており、かつ暖かい環境を好むので、春から秋に繁殖し、盛んに吸汁し、被害をもたらします。
コナジラミの農薬でおすすめは
コナジラミの農薬でおすすめのものをご紹介していきます。
アーティーチョークに効く薬剤なので参考にしてみてください。
【アーリーセーフ】
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脂肪酸グリセリドと呼ばれるヤシ油から作られた農薬で、安全性が高いのが特徴です。
有機JAS規格に適合しオーガニック栽培で使用することができます。
液体の薬剤を水で希釈して散布するだけなので、簡単で、コナジラミの他、アブラムシの駆除、そしてうどんこ病にも効果があります。
収穫前日まで使用することができるので、家庭菜園にもおすすめの農薬の一つです。
【ベニカマイルドスプレー】
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スプレーボトルで販売されており、手軽に使用できる農薬の一つです。
還元澱粉糖化物と言われる自然由来の成分で、安全性が高く収穫前日まで使用可能です。
コナジラミの他にアブラムシ、ハダニーうどんこ病などにも適合した殺虫殺菌剤です。
【STゼンターリ顆粒水和剤】
自然界の天然微生物がつくる有効成分が、効果を発揮し、環境への影響も少ない農薬です。
有機JAS規格(オーガニック栽培)に適合しており、収穫前日まで散布することができます。
散布したあと害虫はすぐに駆除されるわけではありませんが、食害はすぐにとまり、被害拡大を抑えてくれます。
コナジラミ対策で無農薬の方法は
コナジラミ対策で無農薬の方法について解説していきます。
まず肥料ですが、肥料に窒素成分が多いと、害虫が寄ってくるといわれています。
コナジラミなどの昆虫は、窒素成分を取り込んだ野菜などの植物が、昆虫が好むアミノ酸を含むためです。
肥料はバランスを考え与えるようにしましょう。
コナジラミ以外の害虫全般にも言えることですが、周辺に雑草が多いと雑草から移ってくるといわれています。
アーティーチョークについても同様なので、周辺の雑草はこまめに刈り取るようにしましょう。
コナジラミはとても小さいので、捕殺は困難ですが、見つけたらガムテープにくっつけるか、ハケなどで取り除きましょう。
牛乳を水と等分に希釈して、コナジラミにかけると死んでしまうので、牛乳が乾燥したら水で洗い流しましょう。
アーティーチョークが小さいうちは、防虫ネットをかけておくとコナジラミが飛んでくるのを抑えることができます。
コナジラミは黄色い色を好むといわれています。
黄色の粘着ボードがホームセンターなどで販売されているので、アーティーチョークの近くに置いておくと良いでしょう。
コナジラミの特徴の一つとして、太陽の光を嫌うことがあります。
雑草対策として、マルチを使う場合には、銀色のものを使用すると良いでしょう。
まとめ
1.アーティーチョークの育て方でコナジラミの農薬のおすすめと対策で無農薬の方法
アーティーチョークを家庭菜園で育てる際の育て方、気をつけなければならない害虫のコナジラミについて、おすすめの農薬や、農薬を使わない対策方法についても解説していきます。
2. アーティーチョークの育て方とは
家庭菜園のほかにプランターでも育てることができ、種をまいて育てる方法、苗を購入する方法、株分けする方法などがあり、種まきの時期は、3月から5月に種をまく春まきの方がおすすめです。
とても大きく生長するので、畑に植える場合もプランターを用いる場合も十分な株間が確保できるようにし、日当たりや水はけに注意しましょう。
コナジラミはとても小さなカメムシの仲間で、吸汁性の害虫で、吸汁によりアーティーチョークを枯らしてしまうほかに、病原体も媒介します。
3.コナジラミの農薬でおすすめは
コナジラミの農薬でおすすめは、アーリーセーフ、ベニカマイルドスプレー、STゼンターリ顆粒水和剤があります。
いずれも有効成分は自然由来で安全性が高く、収穫前日まで使用することができます。
4.コナジラミ対策で無農薬の方法は
コナジラミ対策で無農薬の方法としては、肥料の適正な使用、雑草の刈り取り、ガムテープやハケの使用、防虫ネット、希釈した牛乳の散布、黄色の粘着板や、銀色のマルチの使用などがあります。
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