キャベツのアブラムシの農薬やアブラムシ駆除方法と防除(予防)法は

キャベツは、多くの料理に使うことができる万能野菜であるとともに、比較的育てやすいので、野菜作りの初心者にも人気があります。

家庭菜園の他にプランターでも栽培することができるので、気軽に栽培を始めることができます。

今年は、キャベツ栽培を始めようと考えているかたも多いかと思います。

キャベツには、気をつけなければならない病気や害虫があります。

その一つがアブラムシです。

アブラムシを退治するための農薬や、アブラムシの駆除方法、そして防除（予防）方法などについて解説していきます。

キャベツのアブラムシに効く農薬は

キャベツのアブラムシに効く農薬についてご紹介します。

キャベツのアブラムシに効く農薬は、

アーリーセーフ、

ベニカＸガード粒剤、

ベニカマイルドスプレーです。

アーリーセーフは、脂肪酸グリセリドというヤシ油に由来する有効成分からなっています。

アブラムシの他に、コナジラミ、ハダニなどの害虫退治、うどんこ病などの病気の防除にも使用できるほか、多くの野菜や果樹などに活用できます。

有機JAS規格に適合している自然のものから作られた農薬なので、使用回数の制限もなく、収穫前日まで使うことができます。

水で希釈して散布するだけで良いので使いやすいのも特徴となっています。

ベニカＸガード粒剤は、粒状の殺虫殺菌粒剤で、種まき時や定植時、そして定植後にも土に混ぜ込むだけで、殺虫効果を発揮します。

薬の成分が根から吸収されることで、アブラムシの被害からキャベツを守ります。

アブラムシの他にアオムシにも効果があるのが特徴です。

微生物の作用で、キャベツの持つ抵抗力を高め、病気を予防してくれます。

ベニカマイルドスプレーの成分は、還元澱粉糖化物となっており、食品成分です。

使用方法は、アブラムシへの直接噴霧なのですが、液体でアブラムシを包み込むことでアブラムシを退治する物理防除が特徴です。

化学薬品ではないので、薬品に対する耐性を持つ害虫にも効果を発揮します。

スプレータイプの容器に入って販売されているので、購入してすぐに使用できるのも良い点です。

キャベツのアブラムシの駆除方法は

キャベツのアブラムシの駆除方法について解説していきます。

キャベツのアブラムシの駆除方法の第一は捕殺です。

とても小さいので見つけにくいかもしれませんが、キャベツの葉を良く観察してみましょう。

特に葉の裏側にいることも多いので、丁寧にめくって確認することをおすすめします。

アブラムシはとても小さいので手でつぶすのは少し難しいかもしれません。

見つけたら、刷毛を使うとうまく取り除けることがあります。

効果的な方法としては、ガムテープを使う方法があります。

ガムテープを使うことで、比較的広い範囲にいるアブラムシをいっきに、捕まえることができ、手を汚すこともありません。

ガムテープについたアブラムシはそのままの状態でビニールの袋などに入れ捨ててしまいましょう。

アブラムシは、集団となって固まっている場合が多いので、ガムテープを使用する方法は、アブラムシを退治するのに効果の高い方法の一つと言えます。

他の方法としては、水を勢いよくかけることです。

アブラムシはとても小さな虫ですので、水をかけるだけでも、キャベツから取り除くことができます。

農薬を使わない方法としては、牛乳を水で２％程度に希釈して噴霧するという方法があります。

牛乳が乾いたら、水で洗い流すだけで簡単に駆除することができます。

アブラムシの防除（予防）方法は

アブラムシの防除の方法について解説していきます。

アブラムシは銀色に光るものを嫌う性質があります。

ホームセンターなどに銀色のテープ（キラキラテープなどと呼ばれています）が販売されているので、キャベツの近くに張っておくと良いでしょう。

マルチングも効果的ですが、特に銀色のものを使用すると、アブラムシが飛来してくるのを抑制することができます。

アブラムシは黄色のものに引き寄せられるといわれているので、黄色の粘着板をキャベツの近くに置いておくと、アブラムシは粘着板に引き寄せられていきます。

アブラムシが飛来できないように目の細かい防虫ネットを使用することでアブラムシの被害を抑えることができます。

家庭菜園などで、周りに雑草が生えている場合には、丁寧に刈り取っておきましょう。

アブラムシは、周りにある雑草から飛来してくることがあるからです。

アブラムシの天敵であるテントウムシを呼び寄せることで、アブラムシの対策ができることがあります。

アブラムシの数が少ないうちにテントウムシがアブラムシを退治し増えないようにするためです。

ひまわりはテントウムシを引き寄せるといわれています。

キャベツに近くにひまわりを植えておくと良いかもしれません。

まとめ

• キャベツのアブラムシの農薬やアブラムシ駆除方法と防除(予防)法は

キャベツには、気をつけなければならない病気や害虫があります。

その一つがアブラムシです。

アブラムシを退治するための農薬や、アブラムシの駆除方法、そして防除（予防）方法などについて解説していきます。

２．キャベツのアブラムシに効く農薬は

キャベツのアブラムシに効く農薬は、アーリーセーフ、ベニカＸガード粒剤、ベニカマイルドスプレーです。

アーリーセーフ、ベニカマイルドスプレーは噴霧、ベニカＸガード粒剤は土に混ぜて使用します。

３．キャベツのアブラムシの駆除方法は

キャベツのアブラムシの駆除方法は、刷毛で取る方法、テープに貼り付ける方法の他、水で洗い流す方法、希釈した牛乳を噴霧する方法などがあります。

４．アブラムシの防除（予防）方法は

アブラムシの嫌いな銀色のテープや銀色のマルチを使用する方法、黄色の粘着板を使う方法のほかに、雑草の刈り取り、防虫ネット、テントウムシを引き寄せる方法などがあります。