シクラメンと言えば、冬に赤い花で楽しませてくれる植物として、人気があります。そんなシクラメンの中でも、特に寒さに強い品種がガーデンシクラメンです。
最近では、たくさんの種類が発売されているガーデンシクラメンですが、花の色ばかりでなく、花びらの形も様々あります。
フリル状の花びらのガーデンシクラメンも、数多くあります。花びらの形が違うだけでガーデンシクラメン全体の印象も変わってきます。
花びらの色もたくさんあり、色と形の組み合わせで自分の好みのガーデンシクラメンが選べます。
さらに葉の色も緑色ばかりでなく、シルバーのものなど、こちらも変化を楽しめます。
ガーデンシクラメンの品種は?
ガーデンシクラメンは、一般のシクラメンに比べて、耐寒性のある植物です。寒さに強いと言っても、屋外での栽培より、鉢植えによる室内栽培が多いです。
ガーデンシクラメンの品種は、毎年のように新しいものが出てきております。花びらの色も数多くあります。
代表的な赤色から、ピンクや白、紫まであります。一色ではなく、赤に白やピンクの縞が入ったものもあります。
花びらの形も一般的な楕円形のものの他に、先端がフリル状の品種も多くあります。
葉の形態も様々あり、一般的なハート型の葉もあれば、葉の周囲がギザギザのものもあります。
葉の色も通常は濃い緑色をしていますが、シルバーのものもあり、印象が違ってきます。
葉脈が白くはっきりしているものが多い、ガーデンシクラメンが普通ですが、模様がこまかいものや、色が濃いなどこちらも様々です。
ガーデンシクラメンは、ミニシクラメン系統を改良していったものなので、小ぶりの株が多いです。そのため寄せ植えなどにも最適です。
ガーデンシクラメンの寄せ植えでも、品種を組み合わせることで、プランターやお庭の雰囲気が違ってきます。
次に特徴的な品種について、紹介していきます。
ガーデンシクラメンのクロンヌとは?
フランス語で「王冠」を表すクロンヌは、その名の通り花びらの縁が縮れており、小さな冠のようです。
花の色はピンクで、とても華やかな王冠をたくさん楽しませてくれます。ガーデンシクラメンの個体差もありますが、ピンク一色ではなく、色に濃淡があり、それもきれいです。
葉の色は、ピンクの花びらと対照的にシルバーで、冬にピッタリです。葉の周囲だけが、シルバーとなっています。
クロンヌも小ぶりな株の、ガーデンシクラメンです。株により色合いが少しずつ違っていますので、クロンヌだけでの寄せ植えもいいかもしれません。
クロンヌの育て方は、他のガーデンシクラメンと一緒で、陽の光が良く当たる場所に置いてください。室内であれば、窓際などがいいです。
基本的には、乾燥が好きなガーデンシクラメンですので、水の与え過ぎに注意してください。
鉢植えの場合であれば、土が乾燥してきてから、たっぷりと水を与えてください。この時、水を直接ガーデンシクラメンの球根や茎に当てないように注意してください。
球根や茎や葉が水で濡れると、そこが冷えてしまいガーデンシクラメンが弱る原因とあります。
ぬるま湯などを与えるのもいいでしょう。その場合もぬるま湯は球根などに、掛からないようにした方がいいです。
ガーデンシクラメンのクロシェットとは?
クロシェットも、花びらの先端がフリルのように縮れた、ガーデンシクラメンです。クロンヌ以上に、花びらの縮れが激しくて、一輪一輪のボリュームが凄いです。
花の色は白色やピンク、紫色があります。クロシェットの特徴として、花が下を向くように咲くので、満開になると白やピンク、紫のぼんぼりのようにも見えます。
クロシェットも小ぶりの株です。株の大きさの割に、花が大きく感じるので、存在感は十分あります。
こちらも陽当りの良い場所が最適です。屋外で育てる場合は、氷点下5℃くらいまでは大丈夫ですが、霜が当てると枯れてしまいます。
霜が降る心配があるところでは、室内の栽培がいいかもしれません。降霜対策をしたうえで屋外栽培をしてください。
栽培の適正温度は10℃から20℃ですので、寒い地域では室内栽培がいいです。
水の与え方も、他のガーデンシクラメンと同じでいいです。水の与える時の注意点として、勢いよく水を鉢に注ぐと、土が掘られてしまいます。
こうなると根が、傷んでしまうことがありますので、水はゆっくり注いでください。
神経質な植物と、感じる方もいるかもしれませんが、毎日水を与える必要もありませんので、ガーデンシクラメンは育てやすい植物です。
まとめ
ガーデンシクラメンのクロンヌとクロシェットを見てきましたが、他にもたくさんの品種があります。
冬は花が少ない時期ですが、ガーデンシクラメンは寒い季節でも綺麗に咲いてくれます。
おまけにガーデンシクラメンは、花を咲かせる期間が長いのもおすすめです。上手く育てていくと、3月ころまで花が続きます。
長く花を咲かせ続けるには、太陽によく当てる事と、乾燥気味に水を与えることです。
水を与えるタイミングは、土が鉢の中まで乾いているときです。土に指を入れてみて、中まで乾いていれば、水を与えて下さい。
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