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春先は、じゃがいもを植え付ける季節です。
じゃがいもの栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。
自分で育てた野菜は格別においしいものですが、特に掘りたてのじゃがいもは、「じゃがいもは、こんなにもおいしいものだったのか」と思うことができます。
プランターを使ったじゃがいもの育て方について解説していきます。
どのようなプランターを使えばよいのか、土や種芋はどうするのか、植える準備や育て方などについてご紹介していきますので参考にしてみてください。
じゃがいもの育て方、プランターで育てる場合
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プランターで育てる場合の、じゃがいもの育て方について解説します。じゃがいもは、土の中で生育する野菜なので、深いプランターが必要です。
深さは30cm以上のものを準備してください。
広さは、植える種芋の数によって変わりますが、30cm×30cmを目安として1個(1切れ)の種芋を植えます。
無理してたくさん植えても十分大きな芋は収穫できないので無理しないようにしてください。
植える前に、2週間くらい日光浴をさせ芽出しをします。
芽が出てきたら、大きいものは50gから70g程度にカットし、小さなものはそのまま植えます。
カットしたものは、1日程度カット面を乾燥させると、腐りにくくなります。
草木灰がホームセンターなどに売っているので、それをカット面につけても良いでしょう。
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プランターの底に必要に応じて鉢底石などを入れ、土を1/3程度いれます。
カットした種芋は、カット面を下にして置きましょう。
この時、肥料を種芋に触れないように、じゃがいもの下に入れておくか、じゃがいものまわりに適量まいておきます。
あらかじめ肥料を混ぜ込んだ土を販売しているので、利用しても良いでしょう。
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じゃがいもの上に土を5cm程度かけ、水をたっぷりとかけておきます。
土が乾燥してきたら水をかけましょう。
芽が出て、20cmくらいに大きくなってきたら、芽かきを行います。
通常は種芋から複数の芽が出てきますが、そのまま育てると、芽から伸びた茎にたくさんの小さなじゃがいもができてしまいます。
良く育っているものを2本から3本のこして、芽かきをします。
芽かきは、残す芽が抜けないように根元を抑えながら、抜き取る芽を引き抜きます。
芽かきをしたら、茎の周りに肥料をまき、土をかぶせます。
プランターの半分か2/3程度でよいでしょう。
この作業を増し土といいます。
つぼみがつき始めたら、もう一度肥料をまき土をかぶせます。
この時、土の量は、プランターの縁から2cm程度が良いでしょう。
増し土は、おいしいじゃがいもを作るのに大切な作業です。
じゃがいもは、種芋のまわりか少し上に出来てきますが、芋に日光があたると、じゃがいもが緑化します。
緑になった芋にはソラニンという成分ができており、食べるとおなかを壊すことになるので気をつけましょう。
種芋を植えてから90日から100日で収穫です。
スコップで掘り返しても良いですが、傷をつけるかもしれません。
良い方法は、プランターごと、さかさにすると簡単に収穫することができます。
じゃがいもの育て方、土はどういうものがいい?
じゃがいもの育て方で大切な点として、土はどういうものを使えばよいでしょうか。
ホームセンターなどには、プランターで植物や野菜を育てるための土が数多く販売されています。
野菜用や花用の、培養土と称して販売されており、肥料が混ぜ込んであるものもあるので、利用すると良いでしょう。
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培養土とは、植物の生育に良い土が良いバランスで混合されており、赤玉土や、鹿沼土、黒土などの基本用土に、腐葉土やたい肥などが混合されたものです。
そのままで野菜などの生育に理想的なバランスとなっており、初めてじゃがいもを育てる人はぜひ活用してみてください。
持ち家があり、草花を育てている人はその土をそのまま使っても良いでしょう。
その際には、肥料分が少なくなっていたり、草花の根が残っていたりするのである程度の処理は必要です。
庭の土を使う場合には、草花の根などをきちんと除去することをおすすめします。
また野菜を育てる際には、土のPHを気にして石灰をまぜる場合もありますが、じゃがいもは比較的、酸性気味の土を好むので、必ず混ぜる必要もありません。
ただし、肥料分はジャガイモの生育に不足している場合があるので、必要に応じて施肥しましょう。
集合住宅などで、土が無い人は購入することになります。
草花などを育てていた場合には、その土を使っても良いでしょう。
使い方は、前に書いた庭の土を使うのと同様に、根などの残りをきちんと除去してから使いましょう。
じゃがいもの育て方で種芋はどういうものを選ぶべき?
ジャガイモの育て方で種芋はどういうものを選ぶべきでしょうか。
毎年季節になると、種芋がホームセンターなどで販売されています。
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ホームセンターで売られているものは、種芋専用に育てられたもので、かつ殺菌処理がされています。
5kgや10kgの箱入りから、1kgや3kgに小分けしたものまでさまざまなので、必要なものを選んで購入しましょう。
スーパーなどで売っている食用の芋は種芋としておすすめできません。
食用で販売しているものは、ウィルスに感染しているものがあります。
もちろん食用で問題のないレベルなのですが、種芋として使うとうまく生長しなかったり、じゃがいもが多くできなかったりするのです。
さて種芋はどのようなものを選べばよいでしょうか?
プランターで少し育てるのであれば、小ぶりなものを選んでおくとカットしなくて良いのでおすすめです。
じゃがいもを植える時期の最後の方になると、芽が出てものしかない場合もありますが、芽が折れないようにして購入すると良いででしょう。
様々な種類の種芋が販売されていますが、インカのめざめ、シャドークイーンなどスーパーでなかなか手に入りにくいものや、人気のキタアカリ、定番の男爵やメークインなどがあります。
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スーパーで手に入りにくいインカのめざめを育ててみるのも良いですし、キタアカリなども良いでしょう。
男爵やメークインなど味の良く分かっているものを育て、掘りたての味の良さを体感してみるのも良いでしょう。
まとめ
- じゃがいもの育て方、プランターでは?土や種芋はどうすればいい?
春先はじゃがいもを植え付ける季節です。
プランターを用いたじゃがいもの育て方を解説します。
プランターの種類や、土や種芋はどのように選べばよいの
か、植える準備や育て方などをご紹介します。
2.じゃがいもの育て方、プランターで育てる場合
プランターは深さ30cm以上のものを選び、芽出しをしたじゃがいもを植えたら、生長にともなって追い肥と増し土を行いながら育てます。
概ね90日から100日たったら収穫の時期を迎えるので、プランターを逆さにして収穫します。
3.じゃがいもの育て方、土はどういうものがいい?
プランターでじゃがいもを育てる場合、ホームセンターなどで売っている培養土が向いています。
再利用する場合には、残った根などをきちんと取り除いて使いましょう。
4.じゃがいもの育て方で種芋はどういうものを選ぶべき?
ジャガイモの種芋は、ホームセンターなどで販売している種芋用のものがおすすめです。
殺菌処理をしてあるので、ウィルスの心配もなく、育ちにくくなることも少なくなります。
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