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最近はマンションなどのベランダで、家庭菜園を楽しむ人も多いようです。
ミニトマトなどを栽培する人も多いと思いますが、じゃがいももベランダで、栽培可能です。
プランター栽培もできますが、もっと手軽にできる袋栽培も楽しいです。袋に土を入れ、そこでじゃがいもを育てる方法です。
プランターを購入することもなく、置き場所もプランターほど必要ありません。
野菜栽培用の土が入っている袋でも、栽培可能です。その場合用意するのは種イモだけです。
オールインワンで袋栽培のセットになっているものもありますね。
じゃがいもの袋栽培のコツを掴めば、手軽に育てて取れたての新じゃがを味わうこともできます。じゃがいもの袋栽培の仕方を見ていきましょう。
じゃがいもの袋栽培で失敗しない方法は
じゃがいもの袋栽培で、失敗しないためのポイントは、袋の処理と土の量です。
じゃがいもは、水はけの良い土を好みます。そのため栽培する袋の水はけが、大事です。
不織布でできた袋状のプランターもありますが、今回は通常のビニール袋について見ていきます。
野菜栽培用の土が入っている袋を、そのまま使う場合、袋の下面から側面まで、穴をあける必要があります。
これは水はけのためと、土に空気を送るためのものです。爪楊枝のようなもので、小さな穴を開けるといいです。
穴が大きすぎると、土が流れ出す場合があります。小さな穴を、たくさんあけるのがコツです。
穴が近すぎると、ビニール袋が破れてしまいますので、10㎝くらい間隔を開けて、穴を開けてください。
もう一つのポイントの土の量は、袋いっぱいに土を入れないことです。
じゃがいもは、種イモの上に新しい芋がついていきます。そのためその芋を隠すため、土をじゃがいもの根元にかける必要があります。
これを行わないと、じゃがいもが緑色に変色します。変色したじゃがいもは、毒の成分を持ってしまうので、食べることができません。
そのため、成長に合わせて、土を盛っていかなければなりません。
野菜栽培用の土が入っている袋に、6割くらいまで土を残し、残りの土は他の袋で保管してください。
じゃがいもの袋栽培で水やりのポイント
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じゃがいもを袋栽培するとき、水やりのポイントは、与えすぎないことです。種イモを植え付けるとき、たっぷりと水を与えてからは、与えすぎに注意してください。
じゃがいもは、乾燥気味は適しています。雨が直接降り注ぐ場所に、袋を置く場合は、水を与える必要はありません。
雨が当たらないところに置く場合も、芽が出るまでは水は与えなくて大丈夫です。
芽が出てからは、土の表面が乾いてきたら、たっぷりと与えてください。
袋の中に水がたまり続けると、種イモが腐ってきますので、注意してください。
袋の中の土が、乾いているかどうか確かめたいときは、袋の下面を軽く押してみてください。
押した感じが柔らかければ、乾燥しています。押して穴から水が出てくるようでは、水の与えすぎです。袋の穴を増やして、水はけをよくした方がいいです。
じゃがいもが成長してきて、盛り土をしていくと、土の量がふえてきます。追加した土が乾燥していれば、水やりが必要ですが、湿った土であれば、水やりは様子を見てください。
じゃがいもが成長してきて、葉や茎が伸びてきたら、袋の口を閉じて、土を隠すようにすると、土の乾燥が防げます。
土の温度も上がって、じゃがいもの成長もよくなります。じゃがいもの生育に適した温度は、15℃から25℃くらいですので、土の温度の上がり過ぎには、注意してください。
風が吹くときじゃがいもの袋はどうすべきか
じゃがいもの袋栽培で、注意が必要なのは強く風が吹くときです。袋が倒れてしまうと、大変です。
対策としては、壁際に袋を置くなどが有効です。袋栽培のいいところは、袋を簡単に移動できることです。
風の影響を受けない場所への移動も、簡単にできます。何かに立掛けていれば、大丈夫です。
一般的な野菜栽培用の土は、15Lくらいです。その袋を使ってじゃがいもを栽培する場合、種イモ一つを植えつけます。
土を袋の6割くらい入れたとしても、袋の重さは10Kgはありません。水を含んでいても、持ち運べる重さです。
収穫期近くになって、葉や茎が大きくなってくると、上が重くもなりますが、盛り土をしている分、袋も重くなります。
じゃがいももたくさんついてきますので、頭でっかちになって、倒れることもありません。
注意が必要なのは、2、3か月経過しているので、収穫期には袋が、破れやすくなっている場合があります。
袋を移動するときは、下面を持つ方がいいかもしれません。最近の袋は、薄くなっていることがあります。
まとめ
じゃがいもの、袋栽培の仕方の失敗しないためのポイントを、見てきました。
袋を選ぶときに、大切なことがあります。透明な袋は、使用しないでください。
じゃがいもは、太陽光線で緑色に変色しますが、袋が透明ですと、盛り土をしても、じゃがいもが変色することがあります。
新しい芋が、横からの光に当たる場合があります。そのため、色の濃い袋の方が、袋栽培には向いています。
袋栽培の時の肥料ですが、野菜栽培用の土には、はじめから肥料が入っていますので、必要ありません。
盛り土をしていくので、肥料も追加されていきますので、肥料だけ入れる必要はありません。
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