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ジャガイモは、栽培しやすく味も良く、いろいろな料理に活用できるので人気の野菜です。
ジャガイモを育てるときは、タネ芋を小さいものはそのまま、大きい場合には複数個に切ってから畑などに植えていきます。
それぞれのタネ芋から芽が出てくるのですが、大きなジャガイモを育てるためには芽かきは大切な作業です。
芽かきで取り除いたジャガイモの芽はそのまま捨てるのが常と思います。
しかし芽かきした芽を再利用して栽培すると、ジャガイモが取れるのです。
芽かきした芽を再利用した栽培方法などについて解説していきます。
ジャガイモの芽かきしたものは栽培できる
ジャガイモの芽かきしたもの(芽)は栽培することができます。
ジャガイモのタネ芋を、畑などに植えると、1月ほどで地上には芽が出てきます。
土の中では茎が成長しストロンというわき芽が伸びてきます。
ジャガイモはこのストロンが大きくなったものなのです。
ストロンの先が肥大化していき、先の方にジャガイモができていきます。
一本の茎から複数本のストロンが出る場合もあるので、地上に出てきた芽をそのままにしておくと、ストロンも多くなり、小さなジャガイモがたくさんできることになります。
小さなジャガイモは、ソラニンという成分を含んでおり食中毒の原因になります。
また小さなジャガイモが多く、食用に適する適度なサイズのジャガイモが取れなくなってしまいます。
芽かきによって、余分な芽を取り除き、ストロンの数を減らしていくことで、小さな未成熟のジャガイモを減らし、大きなジャガイモを収穫するのが芽かきの目的です。
芽かきによって、残った芽の方は成長し、おいしいジャガイモを収穫することができますが、芽かきした方はどうなっているでしょうか。
芽かきした芽には茎や根そしてストロンが残っていますので、一つ一つの芽それぞれで、単独で十分に生長できる機能がそろっています。
芽かきした芽を植え栽培すると、ストロンの先にジャガイモができ収穫することができるようになります。
じゃがいもの芽かきしたものを再利用しよう
ジャガイモを栽培する際には、タネ芋をホームセンターなどで購入し、小さいものはそのまま、大きいものはいくつかに切り分けて植えます。
その際、畑に対してタネ芋が足りなくなってしまうと、せっかく耕した畑が無駄になってしまうことがあるので、どうしても多めにタネ芋を購入してしまい、無駄になってしまうことがあるものです。
また、ジャガイモ以外の作物を作ろうと思って、畑を耕したのに、必要以上に耕してしまい、もったいないということも良く起こることです。
ジャガイモを植える時期になったのに、他の野菜が残っていて、ジャガイモの畑として十分な土地が無い、あとひと月で畑に余裕がでるのにということもあります。
そのようなときおすすめなのが、ジャガイモの芽かきした芽の再利用です。
ジャガイモは植えてから1月程度たってから芽が出てきますので、芽かきをした芽を、余っているジャガイモ畑に植えれば、必要以上のタネ芋を買う必要もありません。
また、芽かきをした芽を、余った畑に植えれば、畑の有効利用ができますし、1月後に空いた畑に芽かきした芽を植えれば、時間差で畑の活用ができます。
芽かきした芽の再利用は、芽の再利用のほかに、必要以上にタネ芋を買う必要がないので、節約にもつながります。
じゃがいもの芽かきした芽を植えると
ジャガイモの芽かきをした芽を植えると、植えた芽の地中にあるストロンが成長しジャガイモを収穫することができます。
植え方は特に変わったことはないのですが、ジャガイモを植えるのと同様に施肥を行った畑に、通常の野菜を定植するのと同じように、ジャガイモの芽を植えていきます。
芽かきしたジャガイモの芽の下には白い茎があるので、白い茎が隠れるようにしっかりと土をかぶせます。
植えたらしっかりと、水を与えましょう。
根が活着するまでは、良く様子を見て、表面が乾いていたら水を与えるようにしてください。
定植した芽が全部活着するわけではなく、いくつかは枯れてしまいます。
ジャガイモの芽を植えてから、2週間から3週間を目途にして追い肥を行い、土寄せをしましょう。
追い肥は肥料濃度が高い化成肥料がおすすめです。
タネ芋から植えたジャガイモに比べて、芽かきした芽を定植したジャガイモは、半月から1月程度遅れて収穫することができます。
収穫の目安は、葉や茎の元気が無くなって、しおれてくるか枯れてからが目安となります。
収穫できる量は、タネ芋の場合に比べて少ないのですが、捨ててしまう芽から収穫できるという利点があります。
まとめ
- ジャガイモの芽かきで栽培できる!再利用で芽かきした芽
植えると
ジャガイモの芽かきの後に、芽かきをした芽を用いてジャガイモを栽培することができます。
芽かきした芽を再利用した栽培方法などについて解説していきます。
- ジャガイモの芽かきしたものは栽培できる
ジャガイモの芽かきで、芽かきした芽には茎や根そしてストロンが残っているので、単独で十分生長できます。
芽かきした芽を植え栽培すると、ストロンの先にジャガイモができ収穫することができます。
3)じゃがいもの芽かきしたものを再利用しよう
ジャガイモのタネ芋が足りない時や、畑が余っているときなどに、芽かきをした芽を再利用することで、必要以上のタネ芋を買う必要が無く節約につながります。
4)じゃがいもの芽かきした芽を植えると
ジャガイモの芽かきをした芽を植えると、ジャガイモを収穫することができます。タネ芋を植えるのと同じように、施肥をした畑に芽を植え、追い肥土寄せを行います。
収穫できる量は、タネ芋を植えた場合に比べて少ないですが、捨ててしまう芽を再利用できるので利点があります。
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