きゅうりを家庭菜園で栽培していると、様々な病気や害虫などに悩まされるものです。
販売目的ではないので、少しぐらい見た目が悪くても、また収穫量が減ってしまっても良いのですが、被害が大きくなるときゅうりの株自体が枯れてしまうこともあります。
きゅうり栽培で気をつけなければならない害虫としてカメムシがあります。
カメムシとはどのような害虫なのか、カメムシに効果の高い農薬、カメムシの駆除方法やカメムシを寄せ付けない対策などについて解説していきます。
きゅうりのカメムシに効く農薬とは
カメムシは野菜の害虫としてよりも、カメの甲のような形と、強烈な臭気でよく知られています。
カメムシは種類が多い害虫の一つで、日本では数十種類いることが確認されています。
カメムシは吸汁性の害虫で、４月から１０月にかけて多く発生しますが、ちょうどきゅうりの生長時期とも重なっています。
カメムシの被害にあうときゅうりの元気がなくなり、被害が大きい場合には枯れてしまうこともあります。
きゅうりのカメムシに効く農薬をご紹介します。
【ベニカ水溶剤】
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ベニカ水溶剤は、水で希釈して散布するタイプの農薬で、きゅうりの他、ナスやトマトなど多くの野菜に使用できます。
ベニカ水溶剤の成分は、散布によりきゅうりに吸収されるので、きゅうり全体にゆきわたる浸透移行性を有しています。
葉の表に散布した場合でも葉の裏側まで浸透するので、葉裏の害虫もやっつけることができます。
カメムシなどの吸汁性の害虫のほか、葉を食べるケムシやコガネムシなどにも防除効果を発揮します。
浸透移行性があることから効果は持続し、アブラムシを例にとると１ケ月間殺虫する能力を有しています。
きゅうりに対しては収穫前日まで散布することができるので、散布からの日数管理も簡単で、おすすめできます。
きゅうりのカメムシ駆除方法は
きゅうりにつくカメムシの駆除方法について解説していきます。
カメムシを含め野菜の害虫の駆除方法は捕殺が主流です。
ただしカメムシは触ると、とても臭い匂いを発するので注意して行う必要があります。
匂いを出させないようにカメムシを捕まえる方法の一つは、テープなどに張り付けて取る方法です。
カメムシは朝方はあまり動かないので、朝に行うことをおすすめします。
テープはどのようなものを用いても良いのですが、家庭にあるセロファンテープや布製や紙製のガムテープ、ビニールテープなどが使いやすいでしょう。
カメムシをくっつけた後は、ビニール袋などにいれてしっかりと封をした後に、捨てるようにしましょう。
カメムシはペットボトルを用いたトラップで捕まえることもできます。
ペットボトルの飲み口付近を切断し、飲み口を逆さにしてから、下の箇所に差し込みます。
飲み口の部分はロート状になるので、カメムシの捕獲用に用いることができます。
飲み口の部分を、カメムシの近くもっていったあとに、棒状のものでカメムシを落としてやると、簡単に捕まえることができます。
容器の中には、薄めた中性洗剤を入れておくとカメムシはすぐに死んでしまうので、比較的簡単に処理することができます。
きゅうりのカメムシ対策とは
きゅうりのカメムシ対策について解説していきます。
きゅうりにカメムシを近づけないようにするためには防虫ネットを活用すると良いでしょう。
カメムシは羽を持っており、きゅうりに飛んでくるので、防虫ネットは効果的です。
カメムシは黄色い色に引き寄せられると言われており、この習性を利用した黄色の粘着板がホームセンターなどで販売されています。
黄色の粘着板をきゅうりの近くに設けておくと、カメムシはきゅうりではなく粘着板に飛んでいきくっついて動けなくなるので、処分すればよいでしょう。
木酢液は、カメムシの忌避効果があるといわれています。
木酢液を３００倍程度に希釈し、きゅうりの葉にスプレーを用いて散布しておくと、カメムシの害を減らすことができます。
木酢液などの自然農薬は雨に弱く流されてしまうので雨が降った際にはこまめに散布するようにしましょう。
木酢液は、他の害虫や病気の予防にも効果があるので、木酢液を希釈したものを準備しておくと、さまざまに活用できます。
カメムシなどの害虫は、雑草を介してきゅうりなどの野菜にうつってくることがあります。
きゅうりのまわりに雑草が多い場合には、丁寧に刈り取っておくとカメムシを含む害虫の被害を減らすことができます。
まとめ
１．きゅうりのカメムシに効く農薬や駆除方法と対策とは？
カメムシとはどのような害虫なのか、カメムシに効果の高い農薬、カメムシの駆除方法やカメムシを寄せ付けない対策などについて解説していきます。
２．きゅうりのカメムシに効く農薬とは
ベニカ水溶剤は浸透移行性があり、カメムシなど吸汁性の害虫の他、葉を食べる害虫にも効果があります。
葉の表に散布した場合でも、葉裏にまで浸透し、葉裏の害虫もやっつけることができます。
３．きゅうりのカメムシ駆除方法は
きゅうりのカメムシの駆除方法としては、テープにくっつけて捕殺すること、ペットボトルを用いたトラップなどがあげられます。
４．きゅうりのカメムシ対策とは
きゅうりのカメムシ対策としては、防虫ネット、黄色の粘着板、木酢液、雑草の刈り取り、などがあげられます。
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