ミニトマトを青い実の状態で収穫したあとに、
ミニトマトの実を赤い状態にすることを、“追熟”といいます。
しかし追熟なんてせずに、木の上でミニトマトが赤くなるのを待っていればいいものを、
一体なぜ追熟というものは存在するのでしょうか。
またミニトマトの実を収穫後に追熟する方法とは、
いったいどういった方法で追熟をさせるのでしょうか。
追熟の方法はいくつかあります。
また追熟が簡単に出来るものと、追熟の効果の高いものと紹介していきますので、
ご自身の状況に合わせて簡単に出来る方か、効果の高い方かを選んで追熟をさせていけば宜しいかと思います。
私はハート型の実がなるハートマト(品種名:ハートブレーカー)を育てた経験があり、今も育てています。
その経験からお話しできる事もあると思いますので是非ぜひ、最後まで
読んでください。
ミニトマトの収穫したあとに追熟って出来るの?どうやるの?
ミニトマトの追熟は出来ます。
詳しくは後述しますが基本的には青いままミニトマトの実を収穫して、
ヘタを下にして置いておくのが基本型です。
そもそも追熟って、どういう場面で行われるものなのでしょうか。
普通に考えれば、ミニトマトの実がなったら青い(緑)状態から、
赤くなるまで待てばいいだけです。
しかしそれを待っていられない状況というのはあります。
ミニトマトは夏野菜と呼ばれ、たくさん実が収穫できるピークは夏の間ということになります。
季節が移り替わる秋口には、秋冬物の野菜の種まきや、苗を植える準備を死したくなることと思います。
しかし、家庭菜園にはスペースに限りがある場合も少なくありません。
従って、秋冬物の野菜のために、ミニトマトの今なっている実は青いまま
収穫をして追熟して赤くさせて、株そのものはもったいない気もしますが
処分してしまうという事もあります。
私のミニトマト(ハートマト)は2月前半の真冬に種を蒔いて、(完全室内家庭菜園だったので保温もしなかったです)5月下旬に収穫が出来、それから11月までは花も咲いていました。ただ冬は越せなかったと思います。
その時はハートマトしか育てていなかったので追熟とかは試さなかったのですが、もし他の秋冬物を育てたいと思ってスペースがないなら、ハートマトは秋の手ごろなところで株を処分していたでしょう。
ミニトマトの収穫後に追熟する方法はヘタを下に置く等3つあります
ミニトマトの追熟方法の具体的なやり方です。
まずは簡単な方法からです。
【ミニトマトの追熟方法 超簡単な方法】
青いミニトマトの実を、ヘタを下にして置いておく方法です。
日当たりのよい窓辺など、光が入る場所に置ければベストです。
夏は室温が上がって傷みやすいので、時々様子を確認しましょう。
数日で赤く色づいてきます。赤くなったら冷蔵庫に入れて保管しましょう。
【ミニトマトの追熟方法 簡単な方法①】
青いミニトマトの実を、ヘタを下にして置き、黒い布でくるみます。
これも日当たりのいいところに置くといいです。
これも時々ミニトマトが傷んでいないか様子を確認しましょう。
これも赤くなったら冷蔵庫に保管です。
【ミニトマトの追熟方法 簡単な方法②】
青いミニトマトの実を、ヘタを下にして置いて新聞紙で包みます。
その新聞紙を、霧吹きなどで湿らせておきます。
新聞紙が乾かないように時々霧吹きをかけます。
この方法なら、家の中で日当たりが良い場所が無くても追熟が出来ます。
これも赤くなったら冷蔵庫に入れておきましょう。
ミニトマトの追熟方法、究極なのはリンゴと一緒に置く事!
ミニトマトの追熟で効果が高い方法は、
りんごの実と一緒にビニール袋に入れておくことです。
りんごから成長を促進させる「エチレンガス」という物質が出ているので、
ミニトマトの実が赤く追熟させることができるのです。
ただしエチレンガスは、成長を確かに促進させるという面もあるのですが、
どちらかというと生鮮食品を腐らせるというデメリット部分もあります。
ですので赤くなったら頃合いを見てすぐにりんごから離したほうがいいでしょう。
りんごは基本的に常温保存するものですが、ヘタに冷蔵庫に入れると他の野菜に影響を及ぼすのですね。
話しは横道に逸れます。一応生鮮食品を腐らせるとして嫌われている部分もあるリンゴですがアボカドの果実を柔らかくすることも出来ますし、ジャガイモと一緒にするとジャガイモの発芽を抑えます。ジャガイモの芽からはソラニンという毒が発生するので、やはり使い方というほかないでしょう。
そしてミニトマトの実を無事りんごのエチレンガスによって赤く追熟させることが出来たら、やはり他の方法と同じように、ミニトマトの実は冷蔵庫に入れて保管してあげましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ミニトマトを青いままで収穫して追熟する方法は、勿論存在します。
それを行う理由としては、秋口になってから秋冬物の野菜の種まきや苗の植え付けをしたい時、家庭菜園のスペースを確保するために、実っているミニトマトをやむなく青いまま収穫して追熟させます。
それで秋冬野菜のためにやむなくミニトマトの株は処分する、ということになるということがわかりました。
そしてミニトマトを青いまま収穫後、 追熟させる方法は
- ◎ヘタを下にして置く
◎ヘタを下にして置き、黒い布で包む
◎ヘタを下にして置き、新聞紙で包んで湿らせておく
またミニトマトの追熟で効果が高い方法としては、りんごと一緒に袋に入れておくと追熟の効果が高いです。
それはりんごには成長を促すエチレンガスが出てくるからだとわかりました。
参考になれば幸いです。
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