タマネギの菌核病の対策や菌核病に効く薬剤って何がある?

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たまねぎ

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今回はタマネギに発症する「菌核病」についてお伝えをいたします。タマネギを育てている時、葉が黄色くなりの表面に黒いぶつぶつが出来ていて、「なんだろう?」と思ったことはありませんか?

それ「菌核病」かもしれません。菌核病をそのままにしておくとやがて腐敗し、枯死してしまいます。手塩をかけて育てたタマネギがそんなことになってしまったら悲しくてたまりませんよね。

菌核病にならないようにするために、菌核病の原因、予防対策、そしてよく効く薬剤をご紹介いたしますので、最後まで読んでくださいね。

 

 

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タマネギの菌核病とは?

タマネギがかかってしまう病気「菌核病」とは「スクレロチウム セピボラム」という糸状菌といわれるカビが原因でかかる病気です。タマネギを育てている土壌に生存するカビがタマネギに入り込み発症します。

タマネギがよくかかる菌核病の1つに「黒腐菌核病」というものがあり、その発生のしやすい条件は下記のとおりです。

 

・酸性が強い土壌

・過去に菌核病が発生したことのある場所

・地温が10~20℃の比較的低温の時

 

 

また、菌核病は2~4月ごろによく発症し、気温の上昇に伴い病気の進行がおさまっていきます。菌核病の症状ははじめは葉先が黄白色になり、次第に葉全体が黄白色となり枯れてしまい、生育が止まりやがて枯死します。

 

 

また、土を掘って球を確認すると表面に黒いゴマのような菌核が密生してかさぶた状になります。根が腐敗してしまっているので、引き抜くと簡単に抜けてしまいます。

 

 

この菌核病はとても厄介で一度発生した圃場には何年もこのカビが生き残り、そして感染力がとても強い病気なんです。ですので、病気のことをよく知り対策をすることがとても大切です。

 

 

菌核病がどのように発症するのかを知ることで、病気にかからないポイントを押さえた栽培方法をすることが出来ます。

この後にタマネギが菌核病にならない栽培方法、また、なってしまった時の対策方法をお伝えいたします。

 

 

 

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菌核病の対策とは

ではタマネギの菌核病にならないようにするためにはどのようにしたいいのでしょう?ここでは菌核病にならないための方法となった時のための対策についてご紹介を致します。

まずは菌核病にならないようにするための予防方法です。予防をしっかりすることで、菌を圃場に持ち込ませるのを防ぎます。

 

 

【菌核病の予防方法①】

土壌のPHを調整する。

 

 

先ほどもお伝えしたとおり、菌核病は酸性の土壌を好みます。ですので、そうならないように植え付けの前に、苦土石灰を散布しPH値を調整しましょう。

 

 

【菌核病の予防方法②】

太陽熱で菌を消毒。

 

 

菌核は熱に弱いため、太陽熱で土壌を消毒します。方法はタマネギを植える場所に1か月間透明フィルムを張り太陽熱消毒をします。ですが、時間や手間がかかってしまうのが難点です。

 

 

【菌核病の予防方法③】

連作をさける

 

 

タマネギ以外に長ネギやワケギ、ニラ、ニンニクなどの植物も菌核病になりやすい植物です。その野菜と連絡にならないように注意し、栽培をしましょう。

 

次にもし菌核病になったら?ということをご紹介いたします。菌核病になってしまったら、残念ながら、治癒は出来ません。

 

 

ですので、なった葉を剝ぎ取り、放置せず、ビニールに入れてしっかりと結び処分しましょう。

 

 

もし一度かかると菌がなくなるまで数年かかってしまいます。そうするとそこではタマネギは数年育てられなくなります。そうならないために、しっかりと予防しましょう。

 

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菌核病に効く薬剤とは?

最後に菌核病に効く薬剤をご紹介いたします。薬を使用することに抵抗のある方もいらっしゃるかと思いますが、菌を根絶するには薬を使用するのが確実な方法です。

 

 

【菌核病に効くおすすめの薬剤①】

住友化学園芸 石原フロンサイド粉剤

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「商品の特徴」

土に混ぜたり、株元に散布するだけで、土の殺菌・消毒ができる土壌殺菌剤です。

 

 

使用方法・・・全面土壌混和

使用量・・・・40kg/10a

使用時期・・・定植前

使用回数・・・1回

 

 

【菌核病に効くおすすめの薬剤②】

アグロ カネショウ株式会社 バスアミド微粒剤

 

「商品の特徴」

刺激臭が少なく、使いやすいです。微粒状の刺激のない製剤です。混和後にゆっくりガス化するので、急激に刺激性のガスにさらされることなく作業できます。

 

 

使用方法・・・所定量を均一散布後、土壌混和

使用量・・・・30~60kg/10a

使用時期・・・定植21日前まで

使用回数・・・1回

 

 

【菌核病に効くおすすめの薬剤③】

クミアイ化学工業株式会社

 

 

「商品の特徴」

ガスタード微粒剤は、土壌水分により速やかに分解して活性ガスとなり、野菜、果樹、花卉類の広範囲の土壌病害、雑草種子の防除に高い効果を発揮します。

 

 

使用方法・・・所定量を均一散布後、土壌混和

使用量・・・・30~60kg/10a

使用時期・・・定植21日前まで

使用回数・・・1回

 

 

ここでご紹介したのは薬品です。商品ラベルに記載されている注意事項をしっかりと読んで、使用するようにしましょう。

 

 

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まとめ

今回はタマネギに発症する「菌核病」についてお伝えをいたしました。なかでも菌核病についてやその対策、よく効く薬剤をご紹介いたしました。この内容が皆さんのお役に立てたなら、本当に嬉しいです。

今回の菌核病は少し触れましたが、発症すると治癒は出来ない病気です。ですので、発症しないための予防が本当に大切です。原因となる菌を発生させないために何が大切かということをしっかりと押さえてください。

予防は菌だけではなく、害虫被害にも大切です。害虫が作物に寄ってこないために予防対策をし、害虫を介して発症する病気を防ぐことが出来ます。家庭菜園をする上で、予防対策は大切なポイントです。治療よりもまず予防ということを覚えておいてくださいね。

今回のポイントをしっかりと押さえて、おいしい玉ねぎをたくさん育てましょう。

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