玉ねぎのアザミウマ対策や農薬はどんな農薬が効くものなの?

スポンサーリンク
たまねぎ

今回は玉ねぎにつく害虫「アザミウマ」の対策について皆さんにお伝えをいたします。家庭菜園を楽しむ中で、害虫対策は避けては通れないことです。

 

なかでも今回は玉ねぎに寄生しやすい「アザミウマ」という名前の害虫についての対策方法を詳しくお伝えいたします。そもそもどの虫がアザミウマで、放っておくとどんな弊害が出るのか、どんな防除方法があるのか、よく効く農薬はどんなものがあるのかという疑問についてお伝えをいたします。

家庭菜園を楽しんでいる方の中には虫が苦手という方もいらっしゃると思いますが、先ほども言ったように害虫対策は避けては通れません。

 

 

せっかく育てている玉ねぎが害虫のせいで収穫できなくなったとしたら、そんな悲しいことはありません。そうならないためにしっかりとアザミウマ対策のポイントをお伝えしますので、是非最後まで読んでくださいね。

 

 

スポンサーリンク

玉ねぎにつくアザミウマとは

玉ねぎに寄生するアザミウマとは体長1~2mmのとても小さく、細長い害虫です。色は黄色や灰褐色、黒系が確認されているだけでも200種類以上おり、玉ねぎに寄生するのは「ネギアザミウマ」といいます。このネギアザミウマは玉ねぎ、ネギのみならずにらやなす、トマトきゅうりなどにも寄生します。

 

アザミウマは花の中や葉の付け根など見えにくいところに群生し、体長が小さいのもあり、防除が難しいと言われている害虫の一つです。やっかいですね。

 

アザミウマは口を植物の表面に押し当てて、針のような期間で穴をあけ、そこに別の口針を差し込み、唾液を流し込んで植物の組織を壊しながら吸汁し、食害します。

 

 

玉ねぎの葉が被害にあうと葉全体が白化し、葉の生育は止まってしまいます。結果、収量が1~3割程度低下してしまうことがあります。

 

 

ネギアザミウマはメスだけで増殖し、「卵」→「幼虫」→「蛹」→「成虫」のサイクルで成長し、成虫は葉の中に1個ずつ卵を産みます。一匹のメスで約300~500個の卵を産みます。

 

 

成虫までのサイクルが10~20日くらいで、成虫の寿命が約50日なので、爆発的に増殖していきます。秋植えのの玉ねぎでは3~5月に発生し、5月がピークとなります。

 

 

とても小さく、見つけにくく、なおかつ爆発的に繁殖するなんとも厄介な害虫です。この後にアザミウマの対策方法をお伝えいたします。

 

 

スポンサーリンク

アザミウマ対策とは

では、アザミウマ対策についてご紹介をいたします。ここで紹介するのは農薬を使わない方法を3つご紹介いたします。

 

 

【農薬を使わないアザミウマ対策①】

雑草を刈り取る

 

 

圃場周辺の雑草はアザミウマの越冬場所となりますので、刈り取るようにしましょう。冬場なので、寒くて草刈りが大変だったり、自然と枯れることを期待したいところですが、玉ねぎを守るためにひと踏ん張りです。

 

 

【農薬を使わないアザミウマ対策②】

赤色防虫ネットで寄せ付けない

 

 

アザミウマは体長が1~2mmなので、網目が0.4mmでも通ってしまうことがありました。それ以下の網目にすると通気性が悪化し、トンネルの中が高温になってしまい、植物にとって良い環境ではなくなっていました。

 

 

アザミウマは赤色が認識できず、赤色防虫ネットで覆うことでその場所が認識できず、真っ暗に見えているため、被害が減ると言われています。網目も0.6mmのもので大丈夫です。

 

 

【農薬を使わないアザミウマ対策③】

青や黄色の粘着テープを使用する

 

 

アザミウマは青や黄色に誘引されるという性質を持っています。その性質を利用して捕殺します。方法は玉ねぎの圃場の周りに青や黄色の粘着テープを吊り下げるだけです。

 

 

そうすると、アザミウマが圃場に飛来した時に玉ねぎではなくて、粘着テープにくっつき、玉ねぎを守ることができます。粘着テープはホームセンターやインターネットで購入することが出来ます。

 

 

農薬を使うことに抵抗がある方は是非試してみてくださいね。

 

 

スポンサーリンク

玉ねぎのアザミウマにきく農薬は

確実に玉ねぎに寄生するアザミウマを退治するには農薬を使うのが一番です。ここではアザミウマに効く農薬を3つお伝えいたします。

 

 

【アザミウマに効く農薬①】

住友化学園芸 家庭園芸用マラソン乳剤

「商品の特徴」

植物への薬害が少なく、広範囲の害虫に効果を発揮する農薬です。

 

 

使用方法・・・決められた希釈倍数に水で薄めて散布

希釈倍数・・・2,000倍

使用時期・・・収穫の14日前まで

使用回数・・・6回以内

 

 

【アザミウマに効く農薬②】

住友化学園芸 家庭園芸用GFオルトラン水和剤

「商品の特徴」

葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、広範囲の害虫に対して効果が持続する優れた浸透移行性殺虫剤です。

目につく害虫の退治はもちろんのこと、薬剤散布後に発生したり飛来した害虫にも優れた効果を現しますので、害虫防除薬として適しています。

 

 

使用方法・・・決められた希釈倍数に水で薄めて散布

希釈倍数・・・1,000倍

使用時期・・・収穫の21日前まで

使用回数・・・5回以内

 

 

【アザミウマに効く農薬③】

住友化学園芸 家庭園芸用スミチオン乳剤

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

家庭園芸用スミチオン乳剤 100ml
価格:1088円(税込、送料別) (2022/5/28時点)

楽天で購入

 

「商品の特徴」

草花・庭木・野菜や果樹などを加害する広範囲の害虫に効果のある代表的な園芸用殺虫剤です。

 

 

使用方法・・・決められた希釈倍数に水で薄めて散布

希釈倍数・・・1,000倍

使用時期・・・収穫の21日前まで

使用回数・・・2回以内

 

 

いずれも薬ですので、商品ラベルに記載されている注意事項を守り、使用するようにしましょう。

 

 

スポンサーリンク

まとめ

今回は玉ねぎに寄生する害虫「アザミウマ」についてお伝えをいたしました。中でもアザミウマの特徴や防除対策、おすすめの農薬をご紹介いたしました。今回の内容が皆さんの玉ねぎ栽培にお役に立てたなら、本当にうれしいです。

家庭菜園には害虫対策が必須です。害虫を放っておくとせっかく育てている作物の収穫量が減ったり、最悪枯れてしまったり、最悪収穫できないなんてことになったら悲しすぎます。

先ほどもお伝えしたように、アザミウマは見つけにくところに群生し、なおかつ繁殖力が強い害虫です。害虫は早期発見・早期対策が一つのポイントです。

その為にも、毎日よく観察し、「何だか変だな」と思ったら、しっかりと細かなところまで見てみましょう。必ず原因があるはずです。キットのその努力が実り、収穫の際にはおいしい玉ねぎが沢山取れるはずです。

 

 

今回お伝えしたポイントをしっかりと押さえて、甘くて大きな玉ねぎをたくさん育ててくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました