カブの灰色かび病に効く農薬と灰色かび病対策はどうすべき？

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カブは味も良く多くの料理に活用することができるので、人気の野菜の一つになっています。

カブの種まきの期間は、春先は３月から４月、秋は９月から１１月と比較的長い期間となっており、家庭菜園でも多くの方が栽培を楽しんでいます。

毎年カブを栽培している方や、今年こそカブの栽培に挑戦しようと思っている方も多いかと思います。

カブを栽培する上で気をつけなければならない病気に灰色かび病があります。

灰色かび病とはどのような病気なのか、灰色かび病に効く農薬や、灰色かび病の対策について解説していきます。

 

 

カブの灰色かび病とは

カブの灰色かび病とはどのような病気なのでしょうか。

カブの灰色かび病とは、ボトリチス・シネレア菌というカビ菌がもとになって発生していく病気です。

 

 

カブの葉に薄い褐色の斑点のような病斑ができるのが初期の症状ですが、そのままにしておくと病斑が広がっていき、腐敗して葉全体が灰色をしたカビに覆われていきます。

 

 

葉に灰色かび病が広がっていくと、光合成ができなくなって、生長を阻害され育たなくなり、最悪の場合には枯れてしまいます。

 

 

そのままにしておくと、灰色かび病は葉から徐々にカブの実に広がっていき、カブの実は腐っていってしまいます。

 

 

灰色かび病は、カブなどのアブラナ科の他、タマネギなどのユリ科、キュウリなどのウリ科、エンドウなどのマメ科の野菜、イチゴやブドウなどの果樹、花などにも発生します。

 

 

灰色かび病の発生は、気温があまり高くなく、かつ湿気が多い環境で発生しやすくなっています。

 

季節でいうと、春先から梅雨にかけて、そして秋から初冬にかけてとなっており、ちょうどカブが生長する時期と一致しているので、育てたカブに灰色かび病が発生してしまうことがあります。

 

 

またほかの要因でカブが弱っていると灰色かび病が発生することがあり注意する必要があります。

 

 

灰色かび病に効く農薬とは

灰色かび病に効く農薬をご紹介します。

カブ（小かぶ）にも効く薬剤なので参考にしてみてください。

 

 

【カリグリーン】

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水に希釈して散布するだけなので、使い方も簡単でおすすめの農薬の一つです。

 

 

カリグリーンの主な成分となっている炭酸水素カリウムは、食品のほか医薬品にも使用されている動物に対する安全性がとても高いのが特徴です。

 

 

散布したあとの効果の発現はとても早く、成分となっているカリウムイオンが病原菌の細胞内に入り込むことで、細胞のイオンバランスを不安定化させ、病斑を消していく、病害防除剤です。

 

 

カリグリーンを使用した後の分解物であるカリウムイオンや炭酸イオンは、自然界にもとても多く存在しています。

 

 

畑の環境にも影響を与えにくいのが特徴で、ＪＡＳが取り決めている有機農産物にも使うことができます。

 

 

自然界にある成分を使用しているので、ミツバチや魚介類にも影響が少なく安心して使うことができます。

 

 

灰色かび病のほかに、カビ菌が原因となるうどんこ病やさび病などにも効果を発揮します。

 

 

主成分となっている炭酸水素カリウムは、灰色かび病の防除に役立った後に、野菜などの植物に吸収されることで、肥料としての効果も発揮してくれます。

 

 

収穫前日まで使用することができるのも、カリグリーンの特徴の一つとなっています。

 

 

灰色かび病対策とは

カブの灰色かび病対策について解説していきます。

まず灰色かび病の病斑を見つけたら、取り除いてビニール袋などに入れ廃棄するようにしましょう。

 

 

そのままにしておくと、灰色かび病はまわりの葉や、隣の株などに伝染していく可能性があります。

 

 

また弱った葉などに発生しやすい傾向があるので、灰色かび病の病変でなくても、黄色く変色した葉などがあれば取り除いておくように心がけましょう。

 

 

水はけの良い土壌を選んでカブの種をまくようにしましょう。

水はけが悪い場合には、土壌改良をおすすめします。

 

 

高畝にして、カブのまわりに水が長い間停滞しないように心がけましょう。

 

 

密集して風通しが悪いと、灰色かび病が発生しやすくなります。

株間は適度にあけるように間引きし、風通しを良くするように心がけましょう。

 

水やりは根元に行うようにすることを心がけ、過度の水やりを控えるようにしましょう。

 

 

まわりの雑草からカビ菌がうつってくる事もあるので、雑草はこまめに処理するようにしましょう。

 

 

灰色かび病の発生した畑は翌年は、なるべく使わないことをおすすめします。

 

 

連作をさけるようにしましょう。

毎年おなじ畑でカブを栽培していると発生しやすくなるので、少しずつ場所をうつしながら栽培しましょう。

 

 

他の野菜と輪作することで灰色かび病のほか、様々な病気や、害虫の発生を抑えることが期待できます。

 

 

まとめ

１．カブの灰色かび病に効く農薬と灰色かび病対策はどうすべき？

灰色かび病とはどのような病気なのか、灰色かび病に効く農薬や、灰色かび病の対策について解説していきます。

 

 

２．カブの灰色かび病とは

カブの灰色かび病とは、ボトリチス・シネレア菌というカビ菌がもとになって発生する病気です。

 

 

カブの葉に薄い褐色の斑点のような病斑ができるのが初期の症状ですが、そのままにしておくと病斑が広がっていき、腐敗して灰色をしたカビに覆われていきます。

 

 

３．灰色かび病に効く農薬とは

カリグリーンの主成分の炭酸水素カリウムは食品にも使われており、安全性の高い農薬で、カリウムイオンが細菌の細胞内に入りイオンバランスを不安定化させます。

 

 

畑の環境にも影響を与えにくく、肥料としての効果も発揮します。

収穫前日まで使うことができます。

 

 

４．灰色かび病対策とは

病班のある葉は早めに取り除くこと、水はけの良い土壌にすること、高畝にすること、株間をあけること、連作を避け輪作を心がける事などがあげられます。