ナスへの肥料の与え方は、どうするのが正解なのでしょうか。
ナスは肥料食いと言われるほど、肥料を多く必要とする植物です。
しかしやたらめったらあげるのは害でしかありません。
ここでは、なすの肥料の与え方を紹介させていただきます。
ナスは肥料が大好きとのことですが、では肥料をあげすぎた場合、
どんなデメリットが起こるのでしょうか。
注意をうながすためにも、ここでは肥料をあげすぎたら
茄子に起こりうる、良くないマイナス面を紹介させていただきます。
また、可愛さについつい肥料をやりすぎてしまうのはままある事です。
もしも肥料をあげ過ぎてしまった場合、
その肥料の効果を薄める方法を紹介させていただきます。
私はタネから茄子を育てた経験があり、今も育てています。
その経験からお話しできる事もあると思いますので、是非ぜひ、最後まで
読んでください。
ナスの肥料の与え方、苗から少し離した所に混ぜ込もう!!
ナスへの肥料の与え方ですが、
固形肥料か液体肥料のどちらかを選びます。
苗を植えて1か月くらい経ってから、
一番果が膨らみ始めたころに
肥料をあげるといい、とされています。
固形肥料の場合は一回に付きだいたい10グラムほどをなるべく株から離したところの土に混ぜ込み、水をあげます。
これは肥料が根に直接触れてしまうと、「肥料やけ」というものを起こしてしまいます。
最悪の場合枯れてしまうので、なるべく出来る範囲で離して植えるようにします。
そして水やりのたびに有効成分が溶け出し、穏やかに効果を発揮します。
そして固形肥料の場合は、3週間に一回の頻度で肥料を与えます。
液体肥料の場合は、規定量を水で薄めて水やりも兼ねて与えます。
だいたい500倍ほどに水で薄めて与えます。
液体肥料の場合は1週間に一度の頻度で与えるといいでしょう。
ナスに肥料をあげすぎると木ボケといって花実がつかなくなる!
茄子に肥料をあげすぎた場合、わかりやすい点はナスの花にサインが出ます。
肥料が多すぎる場合、ナスの花のめしべが伸びまくります。めしべが長すぎるのは肥料多過のサインです。逆に肥料が足りない場合めしべがおしべの中に埋もれ、外に出てきません。(←この状態では結実できなくなります)
また肥料のやりすぎは木ボケといって、葉っぱだけが異常に茂り、
花がつかなくなる可能性もあります。
花がつかないということは当然ながら実だって実りません。
これはナスの栽培の意味をなくしてしまうことになりかねませんので、
早急に対処が必要でしょう。
肥料多過で良く言われる、色が濃くなるだの葉が巻くだのは正直、「それの何が悪いの?」といったところですが、花の付きが悪いのは大問題です。
くれぐれも肥料のあげすぎにはご注意を!
ナスに肥料をやりすぎた場合は水で薄めて様子見してみよう!
なすに肥料をやりすぎた場合は、どう対処するのが正しいでしょうか。
まず大前提として、あげ過ぎた肥料を完全に取り除くというのは難しいです。ただ、一応肥料の効果を薄める方法というのは存在します。
まず、固形肥料の場合は出来るだけ肥料を取り除き、その肥料が乗っていた部分の土を軽く削ぎます。
そして多めに水(だいたいいつもの3倍)をあげて肥料成分を洗い流す、といった方法です。
液体肥料の場合は効き目が早く、ただし効き目が持続しないという特徴がありますため、液肥をあげたときに大半は有効成分が吸収されているものと思います。
もし液肥をあげている場合は、しばらく液肥をあげることを控えることで、肥料の効きを緩めることが出来るでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ナスの肥料の与え方ですが、
固形肥料の場合は苗から少し離したところの土に
10グラムほど混ぜ込んで、
水を与えることで有効成分が溶け出し穏やかに効く、
という方法でよいことがわかりました。
液体肥料の場合は規定量の水で薄めた液肥を、
1週間に一度、水やり代わりにあげればいいことも
わかりました。
また肥料をあげすぎることで一番のデメリットと言えば、
木ボケという現象を起こし、草丈や葉っぱだけが異常に
生長することでそちらにばかりエネルギーが取られた結果、
かんじんの花がつかない、もしくは花の付きが悪くなることも
有り得ます。
これはナスの栽培をしている意味がなくなりかねない事なので、
木ボケだけは起こさないように気を付けるべきでしょう。
また肥料をやりすぎた場に少しでもその肥料分を薄めたい場合ですが、
「水で薄める」という方法があります。
まず固形肥料の場合なら、まだ溶けずに残っている肥料は
取り除き、それが乗っていた土は削り取ります。
そして、いつもの3倍の量の水で肥料分を洗い流すように
水を与えてみます。
液体肥料の場合は効果が早いかわりに効果が持続しないという
特徴がありますので、しばらく液肥をあげることを控えましょう。
ただ一度上げた肥料は完全な回収は極めて難しいので、
気を付けた方がいいでしょう。
肥料を上手く使って美味しい茄子を育てましょう♪
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