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スーパーマーケットなどで販売されているじゃがいもは、たくさんの種類があります。その中でも最近、きたあかりという品種をよく見かけます。
ホームセンターで販売されているじゃがいもの種イモでも、きたあかりがあります。
これからじゃがいもを栽培してみたい方にも、きたあかりをお勧めします。育てやすく、食べてもとてもおいしい品種です。
よく知られている男爵や、メークインなどとは、どう違うのかも気になります。家庭菜園で育てるには、栽培しやすい方がいいです。
それでは、きたあかりの特徴や育て方、収穫時期について見ていきましょう。
じゃがいものきたあかりの特徴とは
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じゃがいものきたあかりは、男爵いもを品種改良したものです。そのため特徴も男爵に似ています。
きたあかりの形も丸型に近く、男爵と似ています。男爵との大きな違いは、きたあかりの表面のくぼんでいるところが、ピンク色していることです。
握りこぶしのようなじゃがいもの形だけでは、区別できませんが、よく見るとくぼんでいる部分が、特徴です。
調理したときの特徴は、やはり男爵と同様にホクホクしています。きたあかりは内部が、男爵よりも全体が黄色いです。
きたあかりを料理に使う場合も、ホクホクの食感を利用した、コロッケやポテトサラダが適しています。
男爵よりも甘みが強い、きたあかりですので、コロッケも美味しくできます。
煮崩れしやすいところも男爵と似ています。肉じゃがなどの煮込む料理には、向いていないかもしれません。
育てるときの特徴も、男爵に似ています。成長が早く春一番に植え付けをして、早く収穫できます。
男爵よりも害虫や、病気に強くなるように改良されています。特に園芸店やホームセンターで販売されている種イモは、発芽もよく病気にも耐性があります。
スーパーマーケットなどで販売されている、きたあかりを植えても芽は出てきますが、殺菌などしていないため、病気になることもあります。
ジャガイモのキタアカリの育て方は
ジャガイモのキタアカリの育て方で注意する点は、土の酸性度に気を付けることです。
ジャガイモの栽培は、酸性の土が適しています。もともと酸性度が高い日本の土は、ジャガイモ栽培に最適です。
他の野菜を植えるときには、畑に石灰を混ぜて、弱酸性から中性に変えていきますが、ジャガイモ栽培では、そのままで大丈夫です。
ジャガイモは種イモより、上に新しい芋がつきますので、それほど深く土を、掘り起こす必要はありません。
その代わり、子芋が大きくなると同時に、ジャガイモの根元に土をかける必要があります。
土をかけないと、子芋に太陽光線が当たり、芋が緑色に変色してしまいます。
緑色に変色したジャガイモには、毒がありますので食べることができません。
そのため、定期的にジャガイモの根元に土をかけていくことが大事です。植え付けの時にも余裕をもって、間隔を取る必要があります。
土には堆肥と化学肥料を最初から混ぜ込んでおき、葉が大きくなり、花の蕾がついたころに、追肥を行うといいです。
販売されている種イモを使った場合、連作障害も起きませんので、前年と同じ畑にジャガイモを植えても大丈夫です。
じゃがいものキタアカリの収穫時期は
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じゃがいものキタアカリの収穫時期は、葉や茎の状態を見て判断するのが分かりやすいです。
植え付けは2月下旬から3月ころに植えると5月後半から6月ころには収穫できます。
葉や茎が枯れてきて、花が咲き終われば収穫できます。このような状態になったとき、じゃがいもの根元の土を掘り起こしてみて、子芋の付き具合を確認してもいいです。
葉や茎が完全に枯れてしまうと、じゃがいもが腐ってきたりしますので、収穫遅れにも注意が必要です。
湿気の多い日本では、土の中で腐ってしまうこともあります。収穫するときも晴れている日がいいです。
じゃがいもの収穫は、茎を引っ張ると芋がついてきます。土の中に残っている場合もありますので、周りを掘ってみてください。
キタアカリはたくさん収穫できますので、楽しいです。また、とれたてのじゃがいもは、皮も柔らかく、じゃがバターなどで食べると最高です。
じゃがいもを家庭で育てた人しか味わえないものですので、是非試してみてください。
キタアカリは男爵と同じように、暑さに弱いので、収穫は早めの方がいいです。
そのため、植え付ける時期が大切です。霜が降らない地域であれば、
3月までに植え付けたほうがいいです。
じゃがいもの新芽は、霜に弱いので、降霜の心配がある地域では、霜が降らなくなってからが、植え付けのタイミングです。
まとめ
じゃがいものきたあかりの栽培方法と収穫時期を見てきました。
栽培で注意する点は、土寄せしてじゃがいもが太陽に当てないことです。
黒いビニールでマルチングした畑に植えるのも、効果的です。特に寒い地域では、土の温度も上がりやすく、発芽も早いです。
土寄せしなくても、太陽光線も当たらないので、手間が省けます。ビニールをかける手間はかかりますが、雑草も生えなくて便利です。
きたあかりは栽培しやすく、美味しいので興味のある方は、育ててみてください。
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