ミニトマトを収穫しようと思ったのにあいにくの雨…。
雨の日に収穫をしても問題はないか、あるいは何か雨の日の収穫で気をつけるべき事って何かあるのでしょうか。
この記事ではそんな疑問にお答えしています。
また、ミニトマトが熟せず青いままでも収穫する事って可能でしょうか?事情によっては、そのような事をせざるを得ない時もあるかもしれません。勿論この場合の疑問にもお答えしています。
また冬の間というのは収穫は可能でしょうか?これは何もせずに冬を越すのは少々難しいですが、出来なくはないです。
策はありますので、チャレンジする価値があると思えば是非やってみましょう。
私はハート型の実がなるハートマト(品種名:ハートブレーカー)を
育てた経験があり、今も育てています。
その経験からお話しできる事もあると思いますので、
是非ぜひ、最後まで読んでください。
ミニトマトの収穫は雨の日に行っても問題はない?大丈夫です!
ミニトマトの収穫を雨の日に行う是非についてですが、
タイトルにもある通りに行っても大丈夫と言えます。
確かにミニトマトの作業全般に関して言えば、
脇芽を取り除くときや、「葉かき」と言っていらない葉っぱを落とす時なんかは、雨の日に行わないことが望ましいとされています。
それは切り口が乾きにくく、雑菌などが入って病気にかかってしまったら、
その後の生育に影響を及ぼしてしまうからです。
しかし収穫となると、雨で切り口から菌が入ってしまうという心配よりも、
一旦赤くなったミニトマトは、収穫せずに敢えて木の上に残しておいたところで、それ以上味が良くなるわけでもないです。
赤くなったミニトマトはそれ以上甘くはならないどころか、皮が厚くなって食感と味が落ちたり、雨によって裂果する危険性もあります。
ミニトマトを収穫せずに放置していた場合、
虫や鳥に食べられるか、あとはしぼんで固くなって食べられなくなるという事も考えられます。
要は、赤くなったら雨でも気にせず収穫してしまいましょう!という事です。
ミニトマトの収穫は、青いままで収穫しても大丈夫!追熟できる!
ミニトマトの収穫に関しまして、青いままの状態で収穫せざるを得ない場合は、追熟という方法で青い実を赤くすることが可能です。
従ってミニトマトを青いまま収穫しても、差し支えないと言えます。
《追熟の方法① りんごと一緒にしておく》
最も早く追熟が出来るのはこの方法です。
まず、りんごとポリ袋を用意します。
その中にりんごと追熟させたい青いミニトマトを入れて、口をしばって置いておくだけです。
この時、冷蔵庫には入れずに常温で様子をみましょう。
りんごからはエチレンガスというガスが出ています。そのエチレンガスは生長を促進させる効果があるので、ミニトマトは赤く追熟が出来るという訳です。
《追熟の方法② ヘタを下にして置いておく》
家の中で比較的日当たりのよいところに、追熟させたいミニトマトをヘタを下にしておいておきます。
夏の室内は気温も高く、追熟が進んで傷みやすくもなってきますので、追熟によって実が赤くなったらすぐに冷蔵庫で補完するようにするといいでしょう。
《追熟の方法③ 新聞紙で包んで追熟》
家の中で日当たりのいいところがない場合、新聞紙でミニトマトを包んで
新聞紙を霧吹きなどで湿らせておきます。
この中で一番時間がかかりますが日陰でも可能な追熟方法です。
新聞紙が乾いたらまた霧吹きをかけましょう。
ミニトマトは冬に収穫って出来る?厳冬期でも品種によってはいける
ミニトマトは通常、10度以下になると生長がにぶくなり、
0度以下ですと寒さに耐えられずに枯れてしまいます。
この事から、もしポットやプランターなら可能であれば室内に移動して温度を確保、それが難しいならビニールで覆ったりして保温をしてあげると、
冬でも収穫できる可能性は出てきます。
ミニトマトの品種の中で「アイコ」は寒さに強い傾向があります。
春から育てた苗から敢えて脇芽を育て、その脇芽から収穫を狙う事で収穫期間を延ばす事が出来ます。
例え厳冬期でも、この方法で冬でも収穫出来て、
越冬も出来る可能性は十分にあります。
ちなみに春から育てた株は花実をつけ続けて疲れ切っているために、頑張っても秋冬ごろには枯れてしまいます。
そのため脇芽を育てて冬まで収穫期間を延ばすようにしてください。その際保温も出来れば尚ヨシです。
ミニトマトは寒さに弱いために、日本では一年草のように考えられていることもあるのは事実ですが、脇芽を増やしたり保温をしたりすることで命をつなぎ、最初の株から数えて三年ほど収穫し続けられた例もあります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ミニトマトの収穫は、晴れの日に行うよりも雨の日に行うと、確かに雨で実が傷みやすいですとか、切り口が乾きにくいために病気になる確率は少々上がります。
ですが、ミニトマトの実は真っ赤になってからは敢えて木に残しておいても、
甘さは変わりませんですし、皮が厚くなったり完熟してから雨が降ったりすると裂果の心配も出てきます。
ですのでここは雨で病気になるリスクよりも、
さっさと完熟したトマトは雨の日でも赤くなっていたら収穫した方がいい、
ということがわかりました。
またミニトマトの実が青いまま収穫することに関してですが、追熟という方法を取れば実を赤くする事が出来るので、結論としては青いままで収穫しても大丈夫なことがわかりました。
またミニトマトを冬に収穫する事に関してですが、春から育てている主枝ではなく、脇芽を育てて収穫する期間を延ばします。
また元脇芽の苗をビニールで囲って保温をしてあげることで、冬でも収穫出来る可能性は高くなります。
またアイコという品種は寒さに強いです。これを選ぶのも手ですね。
冬にミニトマトを収穫したいのと、冬越させたいなら、是非試してくださいね。
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