エンドウの立ち枯れ病に効く農薬と立ち枯れ病を予防する方法は？

サヤエンドウ

2022.10.23

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エンドウは、様々な料理にも使うことができ味も良いので人気の野菜の一つです。

比較的作りやすいので、初心者からベテランまで多くの方が、家庭菜園やプランターなどで栽培しています。

今年はエンドウの栽培に挑戦してみたいという方も多いのではないでしょうか。エンドウを栽培する上で気をつけなければならない病気の一つに立ち枯れ病があります。

エンドウの立ち枯れ病とはどのような病気なのか、立ち枯れ病に効く農薬や、立ち枯れ病を予防する方法などについて紹介していきます。

参考にしていただき、おいしいエンドウ栽培に挑戦してみてください。

エンドウの立ち枯れ病とは
立ち枯れ病に効く農薬は
立ち枯れ病を予防するには
まとめ

エンドウの立ち枯れ病とは

エンドウの立ち枯れ病とはどのような病気なのでしょうか。

エンドウの立ち枯れ病とは、エンドウの株の上のほうの葉から黄色く変色していく病気で、原因はカビ菌です。

そのままにしておくと、株全体に広がって最後には枯れてしまいます。

エンドウは春先になると、盛んにつるを伸ばして成長していきます。

しかし、立ち枯れ病にかかると、生長が遅くなって、つるも伸びなくなってしまい、葉も萎れ、そのうちに葉が黄色くなり、最後には枯れてしまうのです。

立ち枯れ病は、大きく生長してからも発生しますが、定植直後など小さな苗にも見られ、小さな苗に発生した場合は苗立ち枯れ病と呼んでいます。

立ち枯れ病は、エンドウなどマメ科の野菜以外にも、ウリ科、ナス科や、サツマイモ、トウモロコシなど、多くの野菜の他に草花などにも発生します。

立ち枯れ病が発生しやすい時期は、３月から１１月までで、ちょうどエンドウの生長が盛んな時期に重なるので、立ち枯れ病にかかってしまうと、株が全滅ということも起こりえます。

特に、雨が続き、気温が高くなる時期は、多湿状態になりやすく、カビ菌が原因の立ち枯れ病の発生しやすい時期なので、春先から初夏は立ち枯れ病には注意が必要になってきます。

立ち枯れ病に効く農薬は

立ち枯れ病に効く農薬をご紹介します。

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【ＧＦベンレート水和剤】

ＧＦベンレート水和剤は、水で希釈して使うタイプの農薬で、使いやすいのが特徴です。

エンドウの他にも、ウリ科、ナス科、キク科、アブラナ科などの様々な野菜などにも使うことができます。

立ち枯れ病以外の、カビ菌を原因とする様々な病気にも効果があるので、所持しておくと、便利に使うことができおすすめです。

生長した野菜に散布するほかに、種子粉衣といって、種の段階から水和剤をまぶして使用することができ、薬剤の効果を高めることができます。

浸透移行作用があるため、立ち枯れ病の原因となるカビ菌の侵入を防ぐ効果、いいかえると予防効果があります。

また予防効果に加え、侵入したカビ菌を退治する治癒効果も持っており、カビ菌の細胞分裂を阻害することで、高い効果を発揮するのが特徴となっています。

使用にあたっては、使用時期や使用回数が細かく規定されているので、説明書をよく確認して使うことをおすすめします。

エンドウの場合には、病気の種類によって薬剤の使用方法が異なっています。

立ち枯れ病の場合、散布ではなく、希釈した薬剤を土にしみこませる灌注（かんちゅう）という方法で、薬剤を使用することになっているので、注意してください。

立ち枯れ病を予防するには

立ち枯れ病の予防方法について解説していきます。

立ち枯れ病が発生した葉は切り取って、ビニール袋などに入れ処分しましょう。

収穫した後の残り（残渣）は、カビ菌が残っている可能性が高いので、畑などに残さずきちんと処理をし、翌年の発生を抑えるようにしましょう。

立ち枯れ病は、カビ菌が原因の病気なので、株の間を高温多湿にしないように、株間にしっかりと距離をとり、風通しを良くするように心がけましょう。

畑ヤプランターの水はけを良くするように、畑の場合には場合によっては高畝にしたり、プランターの場合には、水はけの良い土を選びましょう。

プランターや畑が水で常に濡れている状態になると、立ち枯れ病が発生しやすくなるといわれています。

水のやりすぎには注意しましょう。

連作をすると、立ち枯れ病の菌が増殖しやすくなり、立ち枯れ病が発生しやすいといわれています。

畑で栽培する場合には、同じ場所で毎年、エンドウを作らないように気をつけましょう。

一度使ったプランターの土を使う場合には、新聞紙などに広げて日光消毒を行うと良いでしょう。

バランスの良い施肥を心がけましょう。