じゃがいもは味が良いうえに作りやすいので、家庭菜園やプランター栽培などでも人気のある野菜の一つです。
春先は、じゃがいものタネ芋を植えるのに適した季節の一つですが、実はじゃがいもは春植えのほかに秋植えでも楽しむことができます。
じゃがいもはタネ芋を植えてから一定期間で収穫することができますが、収穫のタイミングを間違えてしまうと、小さすぎたり、大きくなりすぎてしまったりします。
じゃがいもの、収穫のタイミングや、春植えや秋植えのじゃがいもの収穫時期と方法について解説していきます。
じゃがいも収穫のタイミングはいつ頃?
じゃがいもの収穫のタイミングは、概ねタネ芋を植えてから90日から100日程度が目安となります。
このタイミングを見ておけば収穫で大きな失敗は無いのですが、地域や種類によって少しずつ収穫に良いタイミングは変わってきますので、さらに良質のじゃがいもを育てる目安について解説します。
じゃがいもは、タネ芋を植えてから概ね1月程度で芽が出たのち、芽かき、追肥、土寄せなどを行います。
その後、1月たったら土中のじゃがいもの肥大化に合わせて、追肥と土寄せを行います。
2回の土寄せと追肥で、十分に肥料分を吸収したじゃがいもは、生長を続けていきます。
じゃがいもを収穫するタイミングは、ジャガイモの花や株の変化を目安に行っていきましょう。
じゃがいもはタネ芋を植えてから早いもので2月半位からつぼみをつけ、花が咲き始めるので、そのころからジャガイモの生育状態をよく見ておきましょう。
花はすべての株に必ず咲くというものではないので、咲かないからと言ってあまり気にする必要はありません。
花を摘んだ方が良いという人もいますが、特に収量には関係ないのでそのままでも大丈夫です。
花が枯れ始めたら、株の下の方をよく観察しましょう。
株の下の方が少し弱ってしおれていたり、葉が茶色くなっていたら、試し掘りをしてみましょう。
この時期のじゃがいもは生長過程で小さいものも含まれていますが、十分食べることができます。
試し掘りで、ある程度大きくなっていたら、少し多めに掘って、新じゃがの味を楽しんでみてください。
じゃがいもが十分生長すると、葉や茎は枯れてしまいますので、じゃがいもを掘り出しましょう。
十分大きくなったじゃがいもが楽しめるはずです。
じゃがいもで春蒔きの場合の収穫時期や方法は
じゃがいもで春植えの収穫時期や方法などについて解説していきます。
じゃがいもの収穫時期は、梅雨に入る前を目安とすると良いでしょう。
じゃがいもの収穫時期は、じゃがいもを植える時期によって変わってきます。
じゃがいもは、タネ芋を植えてから概ね90日から100日で収穫することができますが、植える時期は地方によって変わってきますが、2月から3月が目安となります。
早い地方では2月に植えても良いのですが、霜が降りてタネ芋がダメになってしまうこともあるので、その地方でじゃがいもを植えるのに良い時期を確認しましょう。
早く植えたい場合には、霜に備えてマルチングというビニールをかけておく人もいます。
ただし霜を恐れて、タネ芋の植え付けが遅くなると、梅雨に入ってしまい、ジャガイモの収穫ができなくなってしまうこともあります。
じゃがいもは掘り出したあとに少しの間乾燥させておく必要があります。
じゃがいもは濡れたままだと、早く腐ってしまうので、じゃがいもを掘る日や掘る数日前は雨が降らないことが望ましいです。梅雨に入ってしまうと掘り出すことができず、土の中で腐ってしまうこともあります。
梅雨のない地方もありますので、梅雨のない地方は、気温なども考えてタネ芋を植えましょう。梅雨のある地方のことを考えると、収穫時期は梅雨に入る前5月から6月までには収穫できるようにすると良いでしょう。
ただし、プランターなどでじゃがいもを育てていたり、家庭菜園で育てている場合には、収穫量も少ないので、あまり梅雨を考える必要もなく、3月中に植え7月早いうちに収穫できれば良いでしょう。
じゃがいもの収穫は、プランターなどではスコップなどで、株の周りの土をほぐした後に、株をもって引きあげれば、簡単に収穫することができます。
じゃがいもは、土の中に残っているので、プランターを逆さにしてみるか、あるいは、手で掘り返しても良いでしょう。
家庭菜園や畑で育てている場合は、スコップなどでも良いですが、鍬が便利です。
鍬をじゃがいもの株の下の方に打ち下ろして引き上げて収穫します。
唐鍬や備中鍬などが便利です。
じゃがいもで収穫時期が秋植えの場合の時期と方法は
じゃがいもで秋植えの収穫時期は概ね11月の下旬から12月の下旬となります。
このころになると冠雪する地方もあるので、あまり寒い地方ではなく比較的温暖な地方で栽培されます。
秋じゃがいもの生長期間は春じゃがいもと同じ約90日です。
じゃがいものタネ芋を植えるのは8月末から9月の末となり、比較的短いので時期を逸しないようにしましょう。
この時期になると、ホームセンターなどでタネ芋が販売されています。
タネ芋の植え方や育て方などは、春じゃがいもとほとんど同じですが、秋じゃがいもとしておすすめは種類が決まっています。
デジマ、ニシユタカ、アンデスレッドなどです。
これらの種類は、芽の生長がとまる休眠期間が短く、秋植えに向いています。
男爵に代表される春じゃがいもは休眠期間が長く、秋植えしてもほとんど収穫は期待できません。
秋じゃがいもを植える上でも一つポイントがあります。
それは秋じゃがいものタネ芋はじゃがいも一つをそのままタネ芋とすることです。
理由は、秋じゃがいもが生長する期間は気温が高く、タネ芋が腐ってしまうからです。
秋じゃがいもは春に植えることもできますが、春じゃがいもに比べて収量が少なくおすすめできません。
またタネ芋もほとんど売っていません。
収穫の目安や収穫方法は春じゃがいもと同じです。
しっかりそだてて、おいしいじゃがいもを楽しみましょう。
まとめ
- じゃがいもの収穫のタイミングで春と秋植えのイモの収穫時期や方法は
じゃがいもはタネ芋を植えてから一定期間で収穫できる野菜ですが、収穫のタイミングを間違えると、小さすぎたり、腐りやすくなってしまったりします。
じゃがいもの、収穫のタイミングや、春植えや秋植えのじゃがいもの収穫時期と方法について解説していきます。
2)じゃがいもの収穫のタイミングは
じゃがいもの収穫のタイミングは、花を目安に注意深く観察します。
株の下のほうがしおれていたりしたら試し掘りをしてみましょう。
葉や茎が枯れてしまったら、じゃがいもを掘り出しましょう。
十分大きくなったじゃがいもが楽しめます。
3)じゃがいもで春植えの収穫時期や方法は
じゃがいもの収穫時期は、梅雨に入る前に収穫できる様に調整すると良いでしょう。
梅雨に入ってしまうと、掘る時期を逸してしまい腐りやすくなってしまいます。
じゃがいもは、スコップや鍬を用いて掘ると良いでしょう。
4)じゃがいもで秋植えの収穫時期や方法は
秋植えのじゃがいもは、休眠期間の短いデジマなどがおすすめです。
11月から12月に収穫できるように8月から9月にタネ芋を植える必要があります。
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