チューリップの球根に毒性がある?毒を食べるとどんな症状が出る?

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ガーデニング

球根で咲く花を思い浮かべると、チューリップを想像する人は多いでしょう。花壇などでもよく見かける一般的な植物です。

そんなチューリップの球根に毒があるなんて、と思う方も多いでしょう。小さな子供が遊ぶ公園や、学校などでも栽培しています。

身近な花のチューリップの毒は、どのようなものなのでしょうか。毒と聞くと、恐ろしくなりますが、どれくらいの強さなのか心配になります。

 

 

どのような症状が出るかも気になります。また、ペットを飼っている人も、犬などがチューリップのそばを走り回る光景を、よく見るでしょう。ペットへの影響も気になります。

 

 

春に向けてチューリップの球根を、購入する人も多くいると思います。どんな点に注意して、チューリップの球根を取り扱えがいいのか、見ていきましょう。

 

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チューリップの球根に毒性がある?

 

チューリップは、毒を持った植物です。チューリッピンと呼ばれる毒の成分を、持っています。特に球根には、チューリッピンが多く含まれていますので、食べることなどできません。

 

 

毒性物質のチューリッピンは、その名の通りチューリップ独特の成分です。

 

 

植物にしてみれば、大事な球根を動物に食べられないように、それぞれ工夫しています。

 

 

球根に毒性を持たせることにより、チューリップは球根を守ってきました。水仙など毒性のある球根は、多数あります。

 

 

人間には影響がなくても、動物には有害な植物もあります。体の小さい動物などは、少し食べただけで大きな影響を受ける場合もあります。

 

 

チューリップの球根も、通常は食べることはないでしょうが、ペットなどが、間違って食べる可能性があります。

 

 

チューリップの球根は、見た目はニンニクやエシャロットなどに似ています。人間も間違って食べることも、あるかもしれません。

 

 

大きさや形は、かなり似ています。チューリップの球根を購入した場合は、咲いた時の花の様子の写真などがついていることが多いです。

 

 

しかし、自宅で栽培しているチューリップの球根を、秋に土から取り出したものは、見間違う可能性もあります。

 

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チューリップは毒?食べるとどうなる?

 

毒性のあるチューリップの球根ですが、実は食用の球根もあります。

食用専用のチューリップの球根は、シロップ漬けなどにして食べることができます。

 

 

チューリップの本場、オランダでは球根の他に、花も食べるようです。いわゆる、エディブルフラワーとして食しています。

 

 

球根自体は、糖度が高いため、甘みがあります。これは寒くなっても、球根が凍結しないように、進化してきた結果でしょう。

 

 

この糖度を持つことが、チューリップの球根を食べるようになった原因ですが、同時に毒も持っていたため、食用のチューリップを作り出しました。

 

 

間違って、食用ではないチューリップを食べて場合の事例がありますが、毒よりも灰汁が強くて、美味しくないということが、多いようです。

 

 

実際、チューリップの球根を食べて死亡した事例などは、ないようです。

 

 

また、もともと食用ではないため、農薬などの使用基準も野菜などとは違います。

 

 

 

園芸用の農薬を使っている可能性もありますので、この点からもチューリップの球根を食べるのは避けたほうがいいです。

 

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チューリップの毒の症状とは?

 

もしもチューリップの球根を、食べてしまった場合は、どのような症状が出るのでしょうか。

 

 

球根にある毒のチューリッピンは、心臓毒と言われています。症状としては、嘔吐や血圧降下、呼吸困難などを引き起こします。

 

 

毒性は弱いので、少量であれば症状も少ないかもしれません。しかし、毒には変わりありませんので、注意してください。

 

 

また、チューリップの球根に傷がつくと、そこからツリパリンAと呼ばれる物質が出てきます。

 

 

このツリパリンAは、アレルギーを引き起こす物質です。チューリッピンが変化して、ツリパリンAとなります。

 

 

ツリパリンAを直接触ると、かゆみや皮膚炎などが起こる場合もあります。球根の植え付けなどでは、素手で触らないほうがいいです。

 

 

ツリパリンAも大事な球根を守るために、チューリップが手に入れた特徴なのですが、人間にとっては注意が必要です。

 

 

 

 

特に小さい子供たちが、庭やプランターによくチューリップを植えますが、素手で球根を触らせない方がいいです。

 

 

球根が傷ついているかどうか、大人でもよくわかりません。子供はアレルギー反応も起こしやすいので、大人が対策する必要があります。

 

 

ペットも同様で、犬などが傷ついた球根を舐めてしまうことも考えられます。箱などに入れて保管していれば、大丈夫です。

 

 

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まとめ

 

チューリップといえば、最も身近な植物ですが、意外な毒を持っています。いつもチューリップを扱っている人は、チューリップの球根とエシャロットなどの野菜の区別はつきます。

 

 

しかし、知らない人や関心のない人は、ちょっとしたことで間違ってしまいます。チューリップの球根の、置き場所が大切です。

 

 

事故が起きないように、注意してください。植え付けの時の、手袋も用心のためには必要です。

 

 

ペットたちのためにも、庭やプランターの管理に気を付けていただければ、事故は防げます。

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