育てやすくて人気の花、ガーデンシクラメン。ひと夏を越したガーデンシクラメンを、育てていませんか。
球根で育つガーデンシクラメンは、上手に植え替えをしていくと、長く楽しめる花です。
冬から早春にかけて、花を咲かせるガーデンシクラメンの、植え替えはいつがいいのでしょうか。冬でも大丈夫なのでしょうか。
ガーデンシクラメンの球根も、夏の過ごし方で、植え替え方法が違ってくるのでしょうか。そもそも植え替えが、必要なのか分からない場合もあるでしょう。
いろいろ疑問が、出てきます。植え替えに必要なものや、手順も大切です。
これから基本的なガーデンシクラメンの、植え替えの仕方を見ていきます。今回は、鉢植えの植え替えを、紹介していきます。
ガーデンシクラメンの植え替えを冬にやるには
ガーデンシクラメンの植え替えをする目的は、花が成長して鉢が小さくなった時と、花が弱ってきて、原因として鉢の内部の状態が良くないことがあります。
冬に花を楽しませてくれたガーデンシクラメンは、その間、成長を続けて大きくなっていきます。
暑い夏は休眠状態ですが、冬の成長で鉢が小さくなってくる場合が多いです。この時、植え替えが必要です。
もう一つは、土の状態がよくなく、ガーデンシクラメンが弱ってきた時、やはり植え替えが必要です。
基本的にガーデンシクラメンの植え替えは、秋が最適です。夏の暑さがおさまり、ガーデンシクラメンも成長期に移っていくタイミングが、一番いいです。
しかし、植え替えを忘れてしまったなど、植え替えが出来ない場合もあります。その時は、冬の植え替えも大丈夫です。
出来るだけ暖かい日か、屋内で行うことをおススメします。冬は屋内で管理する事が多い、ガーデンシクラメンですので、植え替え後と同じ温度帯で行うのがいいです。
土の状態が良くないガーデンシクラメンは、季節に関係なく、早めの植え替えが必要です。
花屋さんから購入して、すでにしおれたり、枯れている場合なども、早めの対処がガーデンシクラメンを、元気にしてくれます。
ガーデンシクラメンの植え替え、土はどうする?
それでは植え替えに必要なものを、見ていきましょう。鉢は現在ガーデンシクラメンが植えてある鉢より、一回り大きいものを用意します。
鉢の素材は、お好みでいいですが、素焼きの鉢が、通気性もよく、球根や根が傷みにくいです。
次に大切なのが、土です。園芸店で購入できるシクラメン用の土や、花用の土で充分です。
自分で土を配合したい人は、赤玉土6~7割、腐葉土3~4割で調合してください。自分で作った土で育てた方が、愛着も湧きます。
水はけをよくしたい人は、ピートモスを1割くらい混ぜてもいいです。
シクラメン用の土は、通気性をよくする土も、配合していますのでいいですが、自分で配合したり、一般的な花用の土を使用する際は、ピートモスを加えると、通気性がアップします。
あとは、鉢底石を用意していただければ、植え替え作業が行えます。
植え替え手順は、ガーデンシクラメンを今の鉢から、抜き取ります。そして、古い土を落としていきます。
この時、根を傷付けないように注意してください。鉢底石を敷いた鉢に、土を2~3センチ敷き詰め花を乗せます。
球根の周りに土を、入れていきます。この時、球根の頭が3分の1くらい、土の上に出るようにして下さい。
鉢の底を軽く叩いて、土がしっかり詰まるように振動させます。これで完了です。
ガーデンシクラメンの植え替え、肥料はいる?
今の植え替えでは、肥料を使いませんでした。シクラメン用の土や、一般の花用の土には、最初から肥料が入っています。
そのため、肥料は入れなくても大丈夫です。自分で土を配合した場合は、肥料が必要です。
ガーデンシクラメンの肥料は、ゆっくりと効く緩効性のものがいいです。粒状のものが使いやすくて、種類もたくさん販売されています。
植え替えの時、はじめに土に混ぜておくと、均一に肥料が土に含まれ、ガーデンシクラメンにも最適です。
シクラメン用の土を使用する場合、肥料を追加すると、かえってガーデンシクラメンを弱めてしまうことがあります。
肥料が多すぎると、根が弱ってしまいます。肥料は多くても良くないので、適量を使いましょう。
植え替えた後は、たっぷり水を与えてください。この時に球根や葉に水が掛からないように、注意してください。
球根や葉に水が掛かると、ガーデンシクラメンが弱ってきます。水の冷たさで冷えたり、湿気で弱ってきます。あとは陽当りがよく、温かい場所で管理してください。
まとめ
夏を越したガーデンシクラメンは、葉を付けたままの状態と、球根だけで過ごした状態の二通りあります。
球根だけの場合、植え替えは簡単です。葉がないので、扱いが楽です。
葉を残した場合、葉を傷付けないように注意してください。この時、枯れた葉や、しおれた葉は取り除いてください。
植え替えの時、球根の状態も確認できます。球根を軽く押してみて、弾力があれば健康なガーデンシクラメンです。
ブヨブヨしていたり、中がスカスカの場合は、弱っているガーデンシクラメンです。
スカスカの場合は、育たないこともありますので、新しいものを購入した方がいいかもしれません。
コメント