アイスプラントという植物に興味をもち、この家庭菜園ブログのテーマとして取り上げることにしました。
しかし、なるべく栽培に失敗しないよう(?)に、栽培キットを使って育ててみようという思惑とは裏腹に、アイスプラントの栽培キットは見つかりませんでした(笑)
たよりの聖新陶芸さんも、「ベジコンテナ」というシリーズでアイスプラントを扱っていたのは、今や昔の話。
今は廃盤のようです。
そこでやむなく、グリーンペットで得た水耕栽培の知識(笑)と経験(笑)をもとに、
アイスプラントをタネから育ててみました。
その様子をお届けしたいと思います。
それでは早速参りましょう。
アイスプラントを種から水耕栽培で育ててみました
2020年8月22日(土)
まずは5色(黄色、緑、青、ピンク、オレンジ)ある食器洗い用のスポンジを1つ取り出し、
食器を洗うための固い部分を剥がします。そして3センチ四方くらいにハサミでスポンジを
カットしていきます。このスポンジにタネを蒔いていきます。タネを蒔く用の切れ込みを
浅めに入れます。
ピンクのスポンジには茄子のタネを、青のスポンジにはアイスプラントのタネを蒔いていきます。
アイスプラントのタネは武蔵野種苗店のもので、ジョイフル本田幸手店で買ってきました。
1袋60粒入りです。蒔きやすいように、白い粒でコーティングされています。
スポンジにタネをひとつずつ蒔いていき、テキトウな容器に水を張ります。
(この時に使ったのは、スーパーで売られている揚げ物の容器の蓋部分を
切ったものです。)
その水を張った容器にタネを蒔いたスポンジを並べて、スポンジが水を含む
ように揉み揉みします。
これでひとまず種まきは完了です。
ちなみに種の蒔き時は、3月の春先や9月の秋口が種まきどきです。
発芽気温は20~25℃なので、気温が上がってから種まきをしましょう。
寒さには弱い性質があります。
アイスプラントを水耕栽培で育てる時の発芽日数は?発芽に光はいる?
2020年8月25日(火)
アイスプラントの新芽が発芽しているのが確認出来ました。
種まきから3日で発芽したことになります。
しかし、色で判別するためにピンクのスポンジには茄子のタネを、
青のスポンジにはアイスプラントのタネを、とやったはずだったのに
ピンクのスポンジからはアイスプラントの新芽が出てきました。
この8月22日(土)に植えたタネたちは、このアイスプラントのタネ1つしか
発芽しなかったので、しばらくはナスの新芽だと勘違いしていました。
しかし良く見ると多肉質な感じだったので、ようやくそこで色を間違えて
蒔いたのだと気づきました。(;’∀’)
ちなみにアイスプラントは「好光性種子」なため、発芽に太陽の光がある方が
有利に働きます。
日光や植物栽培ライト、ウェルカムです!
ちなみに何回かにわけてアイスプラントのタネを
60粒全部種まきしましたが、「まともに育っている」のは
7株です。発芽率はもっと高いですがこの状況から
言うと11%…。なかなかの手ごわさですね。
アイスプラント水耕栽培、ペットボトルに移行をさせる
このアイスプラントは順調に生長をしてくれているので、
ペットボトルでの水耕栽培に移行しました。
500ミリペットボトルの上部をカットして、
切り口をアイロンに押し当てて丸め、切ったペットボトルを逆さまにセットして
液体肥料を規定量水で薄めた培養液を、ペットボトルの飲み口付近まで注ぎます。
そのペットボトルに、アイスプラントの苗が生えたスポンジをセットします。
そして藻が繁殖するのを防ぐために、ペットボトルの周りにアルミホイルを巻きます。
それを輪ゴムで止めます。
しかしペットボトルの周りに巻いただけでは甘かったのです。
ペットボトル上部から植物栽培ライトの光が入り、結構短期間で
数日のうちに藻が繁殖してしまいます。
(藻自体は着きが甘いので、早めに洗浄するとあっさり落ちます。
ペットボトルの底の藻なら、水で流すだけで簡単に落ちます。
しかしスポンジについた藻は厄介です。入り込んで落ちにくいです。)
そこで葉っぱのまわりもぐるりとアルミホイルで囲むことにしました。
切れ込みを入れて…葉っぱは上に出して…
とやっていたら、
や っ て し ま い ま し た。
アルミホイルを輪ゴムで止めていたのですが、それがイキオイ良く飛んで、
アイスプラントの葉を刈り取っていきました:(;゙゚”ω゚”):
あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!
欠損したものが元に戻ることはありません。
だから私はその葉を洗って食べました。
まだ塩水はあげていないので当然ながら
何の味もしませんでした。
ごめんなさい!アイスプラントちゃん。
もっと考えて行動すべきでした…汗
アイスプラントに花が!花は食べられるの?
アイスプラントは育てていると、葉先が赤くなっていきます。
そしてその葉っぱの赤みが大きくなると、花が咲きます。
花の色は白い色をしています。綿埃のようだと例えられます。
植物は部位によって食べられるところとそうでないところがあります。
(例えばトマトは実は食べる事が出来ても、トマトの葉っぱは食べませんね。
トマトの葉にはトマチンという毒が含まれているので食べないのです。)
アイスプラントの花は、どうかというと食べることは可能です。
しかもアイスプラントの花からは、種も採取できます。
アイスプラントの花が咲いて放置していたら、
その次の年に実は種がこぼれていて、そのタネから発芽した、
という説もあります。
「アイスプラントのタネを取る用」に花を育てるというのもアリですね。
しかも土栽培の場合、連作しても大丈夫だとか。
…そういえば水耕栽培って、土栽培で起こる「連作障害」って無縁です…。
また、水耕栽培のメリット発見でしょうか。
アイスプラントに塩水をあげる時の濃度は?頻度はどれくらい?
アイスプラントを水耕栽培で育てているなら苗の高さが20センチくらいに
なったときから、1~2%ほどの塩水をアイスプラントに与えます。
頻度は2週間に一度で大丈夫です。
この作業をすることで、塩味のするアイスプラントを楽しむことが
できるようになるのです。
濃度は好みでもあるので、塩水薄めから試して少し葉を試食し、
ちょうどいい濃度を見つけてみましょう。
ただし食塩の濃度は3%を超えない方がいいでしょう。
しょっぱすぎると思います。
アイスプラントの収穫はわき芽から収穫していこう
アイスプラントの葉は、脇芽から収穫していくのがいいです。
なぜなら脇芽を取ることで次々新しい葉が出てきます。
脇芽かそうでないのかの違いは、脇からでている葉っぱか
どうかです。なるべくすき間から出てきたような葉っぱを
狙ってあげましょう。
アイスプラントは葉が生長しすぎてしまうと
味が落ちるので、是非旬なうちに収穫して食べてあげましょう。
花が咲いたら収穫終了の合図となります。
花を育ててタネの採取も検討しましょう。
まとめ
アイスプラントはほんのり塩味がして変なクセもなく、
美味しくて表面のつぶつぶが煌めく美しい野菜です。
サラダや天ぷらにしてもとても美味しいです。
ちょっと発芽率なども高くはなく初心者向けではないかもですが、
その分上手く行った時の達成感はあるかもです。
次はもっと改善して栽培したいです。
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