家庭菜園の一番の魅力って皆さんにとっては何でしょうか?
「一から自分で育てて成長の過程を楽しめる。」「採れたて新鮮な野菜が食べられる。」
「無農薬で安心安全な野菜を食べられる。」「手をかければかけるほど結果が現れる。」
などなど、それぞれ感じている魅力があると思います。
そんな「家庭菜園」ですが、必ずと言っていいほどしなくてはいけないのが、「害虫対策」です。
おいしく新鮮な野菜は人だけではなく、虫も大好きです。ましてやそれが無農薬であればなおさらです。
皆さんは「カメムシ」って知っていますよね。このカメムシも家庭菜園の天敵なんです。とくに夏の味覚「枝豆」が大好きなんです。
今回はそのカメムシの枝豆対策をお伝えしたいと思います。強烈な悪臭を放つカメムシですが、実はミントの臭いが大の苦手なんです。
簡単にできるカメムシ対策と弱点のミントを利用した対策をお伝えいたしますので、是非最後まで読んでくださいね。
カメムシの枝豆対策とは
では、まずはじめにカメムシが枝豆につきやすい季節と枝豆についたらどうなるかをお伝えしたいと思います。
カメムシは4月~10月ごろに畑に現れます。梅雨明けから夏後半にかけて発生がピークとなり、秋ごろになると越冬のために落ち葉の下や石垣の隙間、またおうちの中にも入って来たります。
カメムシは口針を作物に刺して養分を吸い取ります。枝豆はさやに口針を指して豆から養分を吸い取ります。
吸われた枝豆は実入りが悪くなり、生育不良となったり、育って食べても匂いがしたり、苦みがあったりしておいしくありません。
あのカメムシの臭いですからゾッとしますよね。
ここからはカメムシが枝豆についた時の対策をいくつかご紹介いたします。せっかくですから、家庭菜園の魅力「無農薬栽培」で育てるための方法をお伝えしたいと思います。
【カメムシ対策①】ガムテープで捕殺する
カメムシを発見したら、ガムテープで後ろからペタッと貼り付けて半分にたたんで捕殺してください。ご存じの通り、カメムシは危険を察知するとあの強烈な悪臭を放ちますので、一発で仕留めてくださいね。
【カメムシ対策②】防虫ネットで予防する
枝豆の種うえが完了したら、防虫ネットをかけましょう。発芽までは鳥に食べられないように予防となり、発芽して間もなくは強風からの風よけ、そして発芽し収穫まではカメムシがつかないようしてくれ、大活躍してくれます。
せっかくの枝豆をおいしく食べるために、しっかり対策をしましょう。
カメムシにとってミントは臭い!?
皆さんは「カメムシ」といえば何を思い浮かべますか?やっぱりあの強烈な悪臭ですよね。カメムシがついているからパッと払おうとしたら、手にあの強烈な悪臭が…一度は経験があると思います。
カメムシのあの悪臭は、カメムシが危険を察知したら放ちますが、後ろ脚の付け根から出す油状の液体があの悪臭の正体なんです。
カメムシを密閉された容器の中に入れて閉じ込めると、あの悪臭で自分が死んじゃうそうです。それだけあの悪臭は強烈なんですね。
カメムシの悪臭が手についたら、何度手を洗ってもなかなか取れないですよね。そんな時は「食器用洗剤」で手を洗ってみてください。
「界面活性剤」が入っていて、油を落とす効果があります。それがカメムシから出る油状の液体にも効果があります。
そんな悪臭の持ち主のカメムシですがミントの臭いが大の苦手で、忌避効果があるんです。
人にとってはミント臭いは、メントール効果で冷却効果や鼻詰まりの解消などの効果が期待できます。
また、リラックス効果やリフレッシュ効果、安眠効果もあり、食べたり、嗅いだり、塗ったりいろんな使い道があるミントですが、カメムシは大嫌いなんですね。
この後、具体的なミントを使ったカメムシ対策をお伝えしていきたいと思います。
カメムシはミントが苦手?
先ほど、カメムシはミントが苦手とお伝えいたしました。では、早速ミントを使用したカメムシ対策をお伝えいたします。
【ミントを使ったカメムシ対策①】ミントスプレーを散布する
・用意するもの
スプレーボトル
ハッカ油・・・5~10滴程度
無水エタノール・・・10ml
精製水(水)・・・90ml
・作り方
①スプレーボトルに精製水、無水エタノールを入れる
②そこにハッカ油を5~10滴程度入れてよく混ぜる
以上で完成です!とっても簡単ですよね。
あとはそれを枝豆にシュシュッとスプレーしてください。このミントスプレーは冷蔵庫で保管をして、1週間をめどに使い切ってください。
もし、カメムシ対策で使い切れそうになければ、マスクスプレーや靴の消臭何かにも使えますので、有効に使用してくださいね。
【ミントを使ったカメムシ対策②】枝豆の隣にミントを栽培する
皆さんは「コンパニオンプランツ」って聞いたことがありますか?違う種類の野菜や植物を一緒に植えることで、互いに助け合って成長を助けあう、良い影響がでる植物同士のことを「コンパニオンプランツ」といいます。
先にも書きましたがカメムシはミントの臭いが大の苦手です。ですので、枝豆の横にミントを栽培し、カメムシを寄せ付けないようにしましょう。
プランター栽培であれば、枝豆のプランターの横にミントのプランターを置けばいいですが、畑で栽培するときはちょっと注意が必要です。
ミントの生長力は爆発的なものがあります。畑に直接植えると、どんどんその範囲を広げて、他の植物に影響してしまいます。
ですので、ミントをコンパニオンプランツとして植える場合は、プランターに植えて、枝豆の近くに置くようにしてくださいね。
まとめ
みなさん、いかかでしたでしょうか。
今回はカメムシの被害が多い枝豆について、簡単な対策やミントの臭いが苦手という習性を利用した方法をお伝えしてきました。少しでもお役に立てると嬉しいです。
ミント対策のところで「コンパニオンプランツ」についてお伝えいたしましたが、私がこの「コンパニオンプランツ」を知った時は「違う植物なのに、お互いに助け合ってよりよく生長していくなんてなんて素敵で奥深いんだろう。」とても感動した覚えがあります。
皆さんの家庭菜園には他にどんな作物を植えていますか?
コンパニオンプランツっていろいろな組み合わせがあってとても楽しいです。(ミニトマト+バジルなど)
家庭菜園の魅力である「無農薬栽培」を成功させるために「コンパニオンプランツ」を取り入れるのはとても有効だと思います。
是非、試してみてくださいね。
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