家庭菜園でトマトを育成するとき、どうしてますか。
春先にトマトの苗を買って、トマトを育てる方も多いのではないでしょうか。忙しい現代、時間短縮になるのはいいですよね。
しかし、今回はトマトを種から育てるやり方を
お話ししたいと思います。
苗を買うより手間が増えますが、
収穫したお気に入りのトマトをまた育てたい時や、よく育った丈夫なトマトを続けて育てたい時などは、
ぜひ種からトマトを育ててみてはどうでしょうか。
時間をかけて育てると、まず芽が出た時の喜びがあり、そして、収穫のときの嬉しさはまた違ったものになると思います。
種からトマトを育てた経験をもとに、トマト育成の方法を紹介したいと思います。
トマトの種はいつから蒔く?だいたい3~4月は蒔き時です
種から植物を育てるとき、種類によっていろいろ方法が違いますよね。
直に種を地面に蒔いたり、小さいなプランターから育てたり。ほかにも、一か所に、どのくらいの種をいれるかなど、その植物にあった育て方があります。
基本的に種を買った方は、種の入っている袋に説明があると思いますが、実際にトマトの種を育成した方法を紹介できたらと思います。
種を植える時期は、3月から4月ごろに行います。
まだトマトにとっては、寒い時期なので室内などの温暖な場所で育てる必要があります!
トマトの種を植え方
・小さなポットに種を一つずつ植えます。
トマトの種は小さく、植えた後に水を与えると流されやすいので、植える前に土に水を与えておくといいです。
・芽が出るまでヒートマットの上にトマトのポットを置き、発芽を促進します。
・トマトの芽に光をあて、成長を促します。
芽が出る前からなるべくたくさん光があたるようにしました。
・乾かないように定期的に水を与えます。
・芽が大きくなり、ポットが窮屈になったら、大きめのポットに移し替えます。5月から6月の暖かくなるころには外において日光にあてます。
30㎝程大きくなったら、地植えや大きいプランターに植えかえてあげましょう。植えかえたあとの数日はしっかり水を与えてあげましょう。
トマトの種まき、土づくりにはカルシウムを。丈夫に育てるには大事!
トマトを育てるのに適した場所として、日当たりがよく、水はけのいい場所がいいと言われています。土としては酸性気味が適しているとされています。
実際にトマトを育てたなかで、日光が丈夫なトマトを育てるのに欠かせないことを体験しました。
それは、日当たりによってトマトの成長に違いがみられるのを確認したからです。
日当たりのいい場所で育てたトマトは1mを超えるほど大きく成長したのに対し、日光が限られた場所で育てたトマトは、30~50㎝程度の大きさで、あまり成長せず、収穫も少なかったのです。トマトの種類自体は、同じでした。
トマトの育成には、日当たりのいい場所を選ぶことが大事です。
次に、植えかえるときの土づくりのお話です。
今では様々な肥料がお店で手に入ると思います。
実際に行った土づくりでは、自家製たい肥と骨粉を使いました。
骨粉は、カルシウムなどのミネラルがあります。カルシウムは、植物の成長を助け、強くする効果があります。水で洗った卵の殻を砕いて土に蒔きカルシウムを与えるといった園芸法も聞きます。
今回は、実際にトマトが育った土づくりの方法をご紹介します。
・トマトの苗を植える場所を決めます。
プランターの際は、30㎝以上深いものを使用します。
・トマトの苗の根の部分がしっかりと埋まる程度の穴をつくります。
その際に、根元に近い部分の葉っぱは取り除きます。
・穴の底に、たい肥や肥料(骨粉)を入れます。
栄養の与えすぎもよくないので、入れすぎないように注意します。
自家製のたい肥は、生ごみ、藁や雑草、落ち葉、羊や鶏の糞を混ぜ、長期間寝かしたものです。
・たい肥、肥料と土を軽く混ぜ合わせます。
・そこにトマトの苗を入れ、しっかりと土をかぶせます。
根元の茎部分まで埋めます。トマトは、茎部分からもたくさん根が生えてきます。
・土の表面に藁や枯れ葉、ビニールシートなどを敷きます。
水によって、土が跳ねやすいと土のなかにいるカビから、トマト疫病などの病気を引き起こしてしまうからです。
・根本部分からしっかりと水をあげます。
トマトの水少なめ説は間違い!しっかり水をあげるべき理由教えます
トマトの栽培方法の情報をインターネットなどで調べると、トマトは乾燥気味に育てるといいという情報もみられます。
しかし、トマトには定期的に水をしっかりとあげる必要があります。
実際に育成したトマトの場所によっては、水を与えるのを忘れることも多く、その結果、そのトマトは、乾燥が強かったためか、あまり実をつけませんでした。また、実がなっていても、熟さず青いままのトマトも多くありました。
トマトが熟さなかった理由には、寒さと日照不足もあります。去年の夏は、例年より寒く、雨も多くありました。
またプランターで育てる際は、地植えよりも土が早く乾きやすいといわれています。
また、水のあげすぎや水がたまっている状態もトマトにとってよくありません。
水はけが悪いと、病気になりやすく枯れやすくなるためです。
そのため、水をあげるのは、夕方よりも朝方のほうがいいといわれています。
夕方は、日光がなくなり、水はけがよくないのが理由です。
種から育てたトマト。ちゃんと果実を収穫したいですよね。
そのためには、水はけのいい環境で、定期的にしっかりとトマトに水を与えるのが大事です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
私が行ったトマト栽培のなかで経験した成功や失敗談をもとに、種からはじめるトマトの育て方をご紹介していきました。
トマトは、じめじめした環境は好まず、日当たりのいい場所で育てるなど、適切な環境を整えてあげなくてはなりません。
手塩に育てたトマト、確実にトマトを収穫したいですよね。
トマトの好む環境を整えて、確実に立派なトマトが収穫できるようにしましょう。
また、トマトを種から育てるのは、少し時間も手間もかかりますが、やり方自体は難しくないと思います。
買ってきたトマトの種からでも、育てることはできます。
おいしいと思ったトマトの種からはじめてみるのもいいと思います。ぜひ試してみてください。
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