《はじめに》タイトルには大根とありますが、
この記事内の大根は全てミニ大根の事となります。
ミニ大根ですが、栽培キットの
「じぶん大根」を使って栽培しましたが
ずいぶんと失敗続きでした。
いつも発芽は出来たけど、その後が上手く行かない…。
いつも子葉の次に本葉が出て、そこから溶けるように
枯れてしまう…。
でもひとつあることを変えただけで、
みごとミニ大根の収穫にまで至りました。
その結局収穫に至ったのは、自分で500ミリの
ペットボトルを切って、
ハンギングタイプにしてベランダに吊り下げて
育てるタイプの栽培方法でした。
ここでは、その栽培の失敗例と成功例を
実録レポとして書かせていただきます。
主にじぶん大根(※失敗例)、
白姫はつか大根(※成功例)、
ホワイトスティック(※栽培中)
この3つのミニ大根を例に話をさせていただきます。
大根の栽培で種蒔きに向いている時期はいつ?
大根は発芽適温が20℃前後、栽培適温は16~20℃です。
季節的には、春か秋が種まきどきになるでしょう。
おすすめは虫に悩まされることも少ない、秋の方が管理しやすいです。
まずはじぶん大根のタネを蒔いてみました。
《じぶん大根にタネまき》
8月23日(日)
まずはセット内容を全部取り出します。
黒ポットがあるので、そこに鉢底シートを敷きます。
この黒ポットは下に行くにつれて幅が狭まっていく形を
しています。四角く折りたたんだ鉢底シートの、
四隅をはみ出させる様にしてセットします。
そこに培養土をやさしく注ぎ、そのあとに培養土を
水で湿らせます。
新しい培養土は水を吸いにくい面もありますので
何回か水を通すといいでしょう。
余計な水は下から抜けていきます。
その培養土に、ペットボトルの蓋を使って蒔き穴を
作ります。土の上に置いてぐりぐりと回すと、
次第に穴が掘削できるでしょう。
1センチくらいの穴を掘り、そこにタネを
重ならないように蒔きます。
タネは「三太郎」というミニ大根のタネです。
スペック表記は下記のとおりです。
品名 大根(三太郎)
生産国 韓国
数量 約15粒
発芽率 20年4月現在85%以上
種子処理 イプロジオン、キャプタン種子粉衣各一回
タネは赤い色をしていて、タネが水に触れると着色料が
溶け出します。
あまり水に濡らさない方がいいかもしれません。
タネを蒔いたらしっかりと覆土して、ラップをかけておくと
用土が乾燥しません。
タネが蒔き終わったら、日当たりの良い窓辺に
置きます。植物栽培ライトも点灯しています。
8月25日(火)、じぶん大根のタネが無事発芽しました。
《白姫はつか大根のタネを蒔く》
10月25日(日)
まずはハンギング用の装置を作ります。
500ミリのペットボトルの、
飲み口に向かって狭くなっていってるところで
切り落とします。飲み口側の部分は使いません。
この切ったペットボトルに、紐を通すための
穴を空けます。
ペットボトルを切ったところから、
1㎝くらいのところに2か所穴を空けます。
ペットボトルの下の方にも穴をあけます。
よけいな水が出ていくための穴です。
麻ひもを、大体長さは140センチもあれば十分でしょう。
ペットボトルの紐通し用の穴の内側から紐を通し、
落ちないように二重、三重、
五重に結び目を作ります。
そのペットボトルに、かる~い鉢底石を
底が見えなくなるくらいまで入れて、次は
粒状かる~い培養土を入れていきます。
そこに5か所ほど1センチ穴を空けて、
タネを一粒ずつ蒔いていきました。
ベランダのさおに麻ひもをかけて、
もうひとつの穴に内側から紐を通して、
何重にも結び目を作り、
ぶら下げたらひとまず完成です。
一応水をあげて、しっかりと余計な水が出てくる事も
確認しましょう。
10月28日(水)に、発芽が確認できました。
大根の苗が売られていた!コレは買いだ!
10月17日(土)、近所のホームセンター、
ケーヨーデーツーに行った時の事でした。
野菜苗がいっぱい売られています。
その中に、ミニ大根、ホワイトスティックの
苗もありました。6つのセルトレイに入っていて、
248円くらいだったと思います。
衝撃でした。
だって、大根やにんじん、ラディッシュは
直根性の野菜で、移植が大嫌いなんです。
苗にして売って大丈夫なんでしょうか。
売り場の店員さんに尋ねると、
下に穴が空いてますから、
取り出して移植すれば大丈夫ですよとの事。
ならば買わねば!!と買いました。
6本で248円と安価ですから。
2リットルペットボトルや
深型プランターへ植え付けました。
この6つのセルトレイですが、定植する際には
ひとつずつ切り離した方がやりやすいです。
あとは根鉢がすごくもろいので、
極めてくずれやすいです。
慎重に扱ってみましょう。
大根の間引方法、いつ間引く?正しい間引きのやり方とは
大根の間引きは根を太らせる大事な作業です。
じぶん大根の場合は、取扱説明書には本葉が出てきたら
丈夫な苗を一本残し、他の苗を間引きしますと
あります。
間引きのときは残す苗の根を傷めないように、
株元を指で押さえて引き抜くといいでしょう。
そして、残った一本の苗には
土寄せをしておきましょう。
白姫はつか大根の場合も、
うまく真ん中に蒔いた子が一番発育が良かったので、
発芽して双葉が開いた時点で、今回無事に収穫出来た子以外の
苗は間引きしてしまいました。
大根の収穫のやり方とは?根が出てきたら収穫どき!
11月28日(土)
大根は生長するにつれて、首の部分が地上にせり出してきます。
白姫はつか大根もそうなってきたので、収穫をしました。
首の部分を持って上に引き抜きます。
すると…!
圧倒的…!圧倒的…!!
圧倒的な根鉢祭り!!
伸びた根っこが土に絡み、
ひとかたまりとなって持ち上がる…!!
ミニ大根でもこれなんだから、
通常サイズの大根だとスゴイことになりそう…!!
これは想像つきませんでした。
洗ってみるとキレイなミニミニ大根がお目見え!
大根の部分は長さが5センチもいかず、
太さは1.5センチくらい。
ごまかしなく味を確かめるために、
よく洗って塩をかけて生食しました。
超辛い!(笑)
辛味大根かな!!??
ついでに葉っぱ!超・絶!苦い(笑)!!
生のまんま、もしゃもしゃ食べていたら、
となりにいた主人が、
「あ~、辛いニオイがするね」
と言っていました。
結論!!
大根は生食でなく、
火を通した方が美味しくいただけます。
まとめ
白姫はつか大根の収穫の様子をお届けして、
ホワイトスティックは現在まだまだ生育中です。
根元に大根らしきものが育ってきているので、
収穫はちょいと先になりそうです。
さて…。種まきのところでしか出てこなかった
じぶん大根がどうなったかというと、
例外なく枯れてしまいました。
それは、大根が太陽の光を直接当てないと
無事に育つことは出来ないからなのです。
当初私は植物栽培ライトがあるのと
窓辺で日光がある程度入るので、
それで何でも室内で育てられると思っていたのです。
しかし、大根とラディッシュだけは違いました。
発芽はしても、その後が無事に育ってくれない。
溶けるように枯れてしまう…。
そんなことをなんべんも繰り返しました。
(↑いい加減気づこうよって感じですが)
それでいろいろ試して、ようやく
本物の太陽を当てないとダメなのでは…?
と、思い至ったのです。
それで日当りがバッチリで風通しも申し分のない、
ハンギングスタイルでベランダ栽培してみて
それでだめなら諦めようと思ったものでした。
狙いはバッチリで、無事収穫まで育ってくれました。
もしあなたが植物栽培ライトを持っていたとしても、
大根とラディッシュは直接日光に当ててあげましょう。
秋なら虫もあまり来ないのでおすすめです。
かわいいミニ大根栽培を楽しんでみてくださいね。
《トラブル関係はこちら》
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